文学と食欲の秋
2019.10.11 03:37
現在読み進めている本をご紹介します。
なかなか時間が取れずまだ冒頭しか読めていないのですが…
お好み焼きの発祥ってやっぱり広島か大阪で間違いないと思うじゃないですか?
違うそうですよ!
ええええ‼‼‼
びっくり。
この著者の方の資料収集能力すごい‼‼
例えば
お好み焼き=どんどん焼き ?
それとも
お好み焼き≠どんどん焼き ?
の謎を解くために
戦前のありとあらゆる文学作品や新聞記事、
果ては内務省衛生局の月島調査の写真をもとに「どんどん焼き」という言葉がいつから流布しているのかを突き止める!
そして戦前の文学作品に「お好み焼き」という言葉がいつから出現するか調べ上げ
池波正太郎を「不勉強の誹りを免れ得まい」とぶったぎる!
おもしろいよ~すごいよ~執念だよ~
次の写真は大正7年のお好み焼き屋台のメニュー。
筆者曰く
「お好み焼きは料理のカテゴリーであり料理名ではない。例えば焼肉屋に行ってもそこには焼肉という料理がないように」
なるほど、たしかにお好み焼き屋さんのメニューは豚玉とかミックスとかが多いな~
うううううん?
ドイツ焼き?
謎すぎる。気になりすぎる。
お好み焼きから覗く明治大正昭和初期の風俗。面白すぎる。
軽い内容の本かとおもいきや、いやいや物凄い調査、資料に裏打ちされたアカデミックな1冊です。おすすめです!
Amazonアンリミテッドで無料で読めます('◇')ゞ
文明の利器すごい!