ゲームボーイケース with Pi Zero
スーパーマリオワールド1989年に任天堂から登場したゲーム機「ゲームボーイ(GAMEBOY)」。90年代生まれの男子ならだいたいの男子は持っていたに違いない(もちろん女子も)。そして、後に出たゲームボーイカラーをもっていた子は人気者だったのだ。
そんなゲームボーイを現代の技術を使えば、凄いゲーム機として新たに復活してしまうのだ。
上の写真を見て欲しい。「あぁ、ゲームボーイだな」なんて思っちゃった人は、もうゲームボーイの思い出を忘れかけている。良ーく見てくれ。画面の大きさがおかしいとは思わないだろうか? 明らかに大きさがデカイ!というか、なんか凄いカラーだし、よく見たら動いているのはスーファミ(SNES)のゲーム「スーパーマリオワールド」が動いているじゃないか!
ぶっちゃけコレはエミューレーターを使って動かしている。ゲームボーイの「ケース」だけを使って、中身はまったく違うものが入っている。中に入っているのは、シングルボードコンピュータRaspberry Pi(ラズベリーパイ)系のPi Zero。そいつがゲーム機をエミュレートさせてROMを読み取っているのだ。
その結果でき上がったゲームボーイの形をしたスーパーなゲーム機。何がスーパーなのかを次の映像で見て欲しい。
動画は20分以上有るので、補足などを含めて内容を簡潔に。
・ゲームボーイのケースを加工
・LCDディスプレイを搭載
・Raspberry PiのPi Zeroを入れた
・複数のゲーム機
・ゲーム機対応のROM
・スーファミのボタンとかは背面
・USBポート搭載(DAC用)
・アンプ内蔵
・SDカードスロット(Pi Zeroのやつ)
・バッテリーは2500mAhもある
簡単にまとめるとこんな感じである。側だけはゲームボーイのケースで、他はフルカスタムされているといっても過言ではない。Raspberry Piはゲーム機のエミュレーターを動かす様子は色々なところで見かける。ここまでしっかり作り込まれているのは素晴らしいのヒトコトだ。
本来のゲームボーイの画面よりも大きなLCD。大きな画面でゲームをプレイしたいに違いない。いなみに、このゲームボーイは10ドル、そしてLCDは25ドルだったそうだ。
中身はこうなっている。
フムフムなるほど。わからん。
有る程度パーツからどういった動作をしているかは想像できる。そしてケース右側に有る果物のマークがRaspberry Piだ。あれがゲームボーイやスーファミはもちろん、色々なゲーム機をエミュレートしてくれるパワーがあるのだ。すごいでしょ?今はそういう時代なんだ。
いろんなゲーム機がゲームボーイの大きさになっちゃう時代。レトロゲームが改めて流行る日には、あえてこういうゲームボーイのような形で出して欲しいものだ。
ちなみに、作業風景は、imgurで公開されているので、この製作に興味ある人は是非とも見て欲しい。
source:Raspberry Pi Zero/Gameboy Casemod - YouTube 、Raspberry Pi Zero Gameboy Casemod. - Album on Imgur