191013 久慈渓流・鏡岩(旧九戸水力発電所)
台風19号は13日三陸沖に遠ざかりましたが、12日から13日にかけて東海・中部・関東・東北地方などに強風と集中豪雨をもたらし、各地で河川堤防決壊、越水による浸水など大きな被害をもたらしています。
久慈市内も浸水、土砂崩れなどが各地でおき、月曜にはこの災害の全体状況が見えてくると思います。また、久慈市宇部町など郊外では断水が続いたままとなっています。
13日午後、飲料水確保のため久慈渓流「不老泉」にまで行ったのですが、久慈川は泥濁流がゴウゴウと音を立てて流れ、この水勢が収まるまでは時間がかかりそうです!
各地で大豪雨により地盤が緩んでいますので、この後雨が入り、山崩れ・土砂崩れなどにつながる事の無いよう祈ります!
三陸ジオパーク~久慈渓流鏡岩(旧九戸水力発電所)前、ジオサイト看板右~かまぼこ型の抉エグれは2016年8月台風10号災害時に激しい濁流、岩石、樹木など衝突の賜物?です。
激しい泥濁流(13日16:00過ぎ)
左奥はR281旧国道のトンネル(通行不可)
石灰岩がほぼ垂直に近いくらい直立!はるか遠洋で、大陸に付加される前~激しい地殻変動があったと言います!
対岸~右手前、石灰岩帯を貫流する久慈川
久慈港南高台の諏訪神社から小袖漁港へ向かう県道268号線、約2㎞のJF久慈・大尻支所前、舟渡漁港(二子漁港)、どこも同じような状況~土砂や草木、漂着ゴミで覆われている!
県道268号~右津波一時避難場所、花崗岩地帯は風化し岩に亀裂ができ、だんだんに細かな割れから崩落したり、小さな沢の急流、地震、凍結・解凍の繰り返しで次第に海へと押し出されてゆきます。
花崗岩地帯の宿命ですね!一時避難しやすい小沢の道は、出水が集中します!
急峻な断崖の続く海沿いの道は~地震津波なども想定し、難を逃れる方法にご留意ください!
14日夕方は、路上に土砂などあるものの、何とか小袖漁港、久喜漁港に辿り着けました。
野田村のR45に抜けようと久慈市久喜集落をくだり海沿いの道に出たのですが、中沢から野田村広内に向かったとたん、前方に土砂崩れがあり夕闇の中で復旧工事真っ最中、通行止めでした。
断水中で、水汲みに野田村の和佐羅比山麓え行くつもりが、再度元来た道を久慈市街地に引き返しR45を南下、水汲みを終え帰宅したのは19:15頃と大変な遠回りになりました!