【HELLO NEW DAYインタビュー】野外フェスという場所での学び。
鳥取の大山で開催されるキャンプインフェス。アウトドアブランドの出展も多く、音楽だけではないコンテンツの豊富さも魅力だ。フェスやブランドが出展する野外イベントが少ないという山陰でフェスを続けるモチベーションはどこから生まれてくるのか。HELLO NEW DAYのオーガナイザーの一人であり、出雲にあるB.S.K.Kのアウトドアディレクター、そしてZOZOTOWNのアウトドア担当でもある児玉敦洋さんにインタビュー。
–––– 一昨年が台風の影響で2日目の開催が中止になりました。去年はどんな2日間になりましたか。
おかげさまで雨が一切降らず、天候にも恵まれました。お客様、出展のみなさん、我々主催者。立場に関係なくみんなが笑顔に溢れた2日間になりました。
–––– 今年で大山で何回目の開催になるのですか。
FBI DAISENで4回目、HELLO NEW DAYとして6回目の開催となります。
–––– HELLO NEW DAYでもっとも大切にしていることとはなんですか。
世界一ゆる〜いキャンプインフェスを謳っているので、みなさんがリラックスしてもらえるような音楽、いつもは山陰では出会えないアウトドアブランドさんの出展、地元のお店中心の飲食。これら以外にも多様なコンテンツを準備し、いつもとは違う非日常感を大切にしています。
–––– 今年の特徴を教えてください。
HELLO NEW DAY!2019は、学んでもらうこともひとつのコンテンツにと考えています。開催される10月はピンクリボン月間です。1980年代からアメリカで始まったこの活動は「乳がんの早期発見・早期治療」を啓発、推進する取組で、スポーツ選手、団体、企業など、たくさんの方によって様々な取り組みが行われています。そこで今回、中村陽子さんのトークショーを開催します。中村さんは、乳がんを経験した女性プロスノーボーダーとして「早期発見の大切さ」を伝えるためのスノーボードイベント「Ride for New Gun」やトークショー等を開催されている方です。私達は家族や恋人や友達の健康というのはとても大切なことだと思っています。これを機会に今一度、健康を考えるきっかけになってくれたらと思っております。
–––– テント一張りがついたオートキャンプ駐車券はすでにソールドアウトになっていますが、テント泊の方はどのくらいを想定していますか。
約150張のテント泊のお客様が来ていただける予定となってます。おかげさまで2日通しテント泊は完売しておりますが、それ以外のチケットはまだございます。地元山陰はもちろん、近県の方のお越しお待ちしております。詳しくは、Instagramのhellonewday_since_2014のアカウントをフォローお願いします。ここに最新情報を載せていきます。
–––– 山陰でのフェス、あるいはアウトドアイベントの広がりをどのように感じていますか。
都心近郊のフェスやアウトドアイベントは、ブームから無くてはならない文化(カルチャー)に変わってきたと実感しています。しかしHELLO NEW DAYはまだそこまでにはいっておらず、やっと火が付いたところだと自覚しています。この火を絶やさないように、そして地元に根付いた唯一無二のカルチャーのあるイベントに、みなさんと一緒に育てていけたらなと思っています。
–––– 参加するみなさんに、どんな楽しみ方をしてもらいたいですか。
みんなが楽しめるように思いやりを持ちつつ、良い意味で自分勝手に、いろいろなコンテンツで自由気ままに、HELLO NEW DAYを身体いっぱいに楽しんでほしいです。
––––「これは持ってきておいた方がいい」というアドバイスがあれば。
山の麓で、寒暖差が激しい場所ですので、防寒具には細心の注意をお願いします。マウンテンパーカは必須、ダウンジャケットも念のためあると心強いです!備えあれば憂いなしです。また秋とはいえ虫も出やすいので、虫除け対策もおすすめします。
開催日:10月19日(土)〜20日(日)
会場:FBI DAISEN(鳥取県伯耆町)
出演:MAJESTIC CIRCUS、児玉奈央、☆マーレーズ☆、河合桂馬、中村陽子、ほか