自然から”分けてもらう”ということ
今回のSTUDY TOUR 第一弾!
Planeta Organica 代表 嶋田 美由紀さんをお迎えし、嶋田さんのこれまでの人生やなぜエシカルやエコ意識が芽生えたのかをお話ししてもらいました!
UN:LIMITED には、エコやエシカルな考え方をすでに身近に感じているメンバーとそうでないメンバーとが混在するため、まずはエシカルを知ること、少しでも興味を持ってもらうことが、このワークショップの目的です。
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↑ゲストスピーカー
嶋田美由紀さん(planeta Organica 代表)
熊本出身
タイ・チェンマイの村で、女性の活動支援や製品の質の向上に向き合う。
タイ政府推進の政策(ロイヤルプロジェクト )にも携わる。
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嶋田さんは、タイと日本を行き来し、planeta Organicaの代表として活動していて、オーガニックの麻栽培を通して、タイの政府関係者や農村部の人々と関わりを持っている方です。planeta Organicaは、嶋田さんがたまたまタイに訪れた際に、訪問先の友人がやっていた草木染めと出会ったのが始まり!
Planeta Organicaは、タイ・チェンマイの村で、地球にやさしく、地球を汚さないものづくりを守るために活動をしています。オーガニックで、人々の手で紡がれる製品だからこそ、やさしく私たちを包むことができます。これは、本来人間は自然と寄り添いあって生きているからなんでしょうね!嶋田さんにとって、一番困難だったことが、タイの人々からの信頼獲得だったそうです。嶋田さんは、タイの国民性をよく理解していて、例えば、タイの人々は個人のプライドが高いから、人がいる前ではお説教をしない!ということや、一回にたくさんの物事を伝えない!などだそう。ずっと村の中で生きてきた人々との関係構築だからこそ、日本からやってきた嶋田さんにとって村の人々の信頼関係構築は難しかったんだろうな難しかったんだろうなと思いました。
planeta Organicaでやっている藍染や草木染めは、自然の色で染め、発酵させます。いきもので染めているからこそ、その染め方で染められた製品は、使えば使うほどに色を変えていきます。私はこれを聞いて、その製品を使っていると、他では感じることができない、”ものが生きている”ということを感じることができ、”使い方”を見つめ直す”ことができると思いました。
↓染められた繊維
藍染で染められた青い糸がとても綺麗!!!!!
嶋田さんがワークショップ中に何度もおしゃってた、”私たちはこの地球をシェアしている”ということ。日本は、島国である分、地球をシェアしているということを感じることが少ないかもしれないけれど、空と海は確実に世界と繋がっています。今一度、生活を見つめ直して、地球にやさしい生活ができているのか、豊かな生活なのか、を定期的に問い続けていきたいと思いました。