帰国まであと1か月
バカンス行ってきた。
焼けすぎて人種変わった。
もう日本人なんて言われることなくなった。
ただでさえ夏場のうちタイ、カンボジア、インドネシアなど、東南アジア出身に見られていたのに
今はサングラスかけるとモロッコ人。
今年は十分すぎるほど日差しを浴びれてもう言い残すことはない。
さて本題はと言うと、
帰国まで1ヶ月を切った。
ワーホリで来ている僕は11/15日がリミット
それまでに強制的に帰らなくてはならない。
バカンス後また無職に戻った僕は、
この11月までの1ヶ月ちょっとの時間をどう使おうか迷った。
いろいろ選択肢を出してみたが、最終的に大きく迷ったのは以下の二つ。
①再びチャリ旅に出かける
②ニースにある日本食レストランで働く
この時期にチャリ旅に出かけるとは思ってもいなかったが、
ある夜アイディアが湧いてきた。
”この前行った旅まだ終わってないやん。”
Tour de France(フランス周遊)って言っとったけど、
”一周してないやん。”
すぐさま旅の行程を立ててみた。
残りの期間で回れるのはこのルート。
走行距離1,165km
Avignon、Grenobleを通りLyon
そこから大自然を駆け抜け、シャンパンの名所でベロベロになりStrasbourg を目指す。
Strasbourg - Paris - Antibesと電車で帰ってくれば帰国まで間に合う。
前回の旅路と合わせるとこんな感じ
ちょっと一周ぽくなるやん?
あとノルマンディーからブルターニュと、
ボルドーからバスク地方を残し結構フランス知ることになるやん?
その衝動に駆られた結果導き出された今回の旅路。
もう一回経験したことやけん準備なんて一瞬。
あとは電気たこ焼き機をAmazonで注文して
到着次第いくのみの状態になった。
もう一方の選択肢はと言うと、
日本食レストランで働くことによって、
移動販売の事業に向けて横のつながりを作れるかもしれない。
そうでなくてもお客さんの反応を直に見ることができたり、何かしらのノウハウを得られる機会になると考える。
また、Vanと話していたAirBnB Experiencesでの日本食ディナー企画も進めていくなど、
プライベートシェフとしての活動機会を増やし、このアンティーブでの繋がりを広げる。
非常に悩んだ。
めちゃくちゃ悩んだ。
と言うか正直、旅に出たかった。
しかし我に返ったが、
お金がない僕が旅なんて出ている場合じゃない。
ただでさえ借金がかさみにかさんでいる中で、欲のままに生きている姿が今更ながら哀れに見えた。
旅はまた次回にお預け。
周りからも気持ちよく応援してもらえる状態で再挑戦しようと決めた。
そうとなれば、返答を待ってもらっていたレストランに返答し、
Vanとの準備にもギアを上げてやっていこう。
そうやって残りの1ヶ月が始まった。
■人生初の弁当
10/10早速Vanの家で人を招き、弁当ディナー
6人前の弁当を作り提供した。
”人生初の弁当作り”
こんなこと書いているのを実際に食べてもらった人及びVanが見たらなんて言われるのであろうか。
(このブログをフランス語に訳されて見られたりしていたらとか考えると恐ろしい。)
“ジャパニーズシェフの作るBENTO”なんて言われるものだから、誰も初めて作るものなんて思ってないと思う。
まあ見栄を張ってもしょうがない。
うん。今更や。
このブログではありのままを晒してやろう。
とりあえずこれまで見てきた弁当の残像を頼りに作った。
完成した弁当内容
・もやしナムル
・茎わかめの和え物
・蓮根のきんぴら
・パプリカの甘酢和え
・豆腐ハンバーグ
・餃子
・チャーハン
自分なりに工夫したポイントとしては、
①白ごはんではなくチャーハン
→フランス人は白ごはんだけだと味がないと言う。
それでも気持ち薄味にして、おかずと一緒食いしてくれとの思いを込めた。
(フランス人はちょこちょこつまみ食いが苦手)
②豆腐ハンバーグで日本ぽさ演出
予算を気にしメインをいろいろ考えている中で、僕の思いつく料理が中華か洋風ばっか。
→ 豆腐=日本のイメージ
名前は”Tofu Steak”
これで推していこう。お肉も鶏肉を少し混ぜ、軽くヘルシーな一品で勝負。
③色合い
→前菜全てをなんとか違うカラーにした。
サラダをやめたので緑が少なくはなったが、赤・緑・黄色はなんとか使えた。
そして今回の一番大きな目的としては、
弁当一個あたりにかかる価格を算出すること。
これが今回この弁当企画をするようになったきっかけでもあり、
移動販売で売ることを想定し(ここで価格は隠すが)〇〇€以内で作ってみよう。
これがVanと掲げた目標であった。
これまで料理を作ってきた時もある程度の計算はしていたが、細かいグラム計算から全てかかる費用を算出した。
エクセルに一つ一つの材料費を算出すると、
どの料理の負担が大きいか丸分かり。
結果から言うと、
予算はオーバーした。
しかし消費者としてではなく業務用として仕入れれば改善できそうな誤差に収まったので、まずまずの結果といったところであろうか。
そう二人で確認しあった。
肝心の弁当の反応はと言うと、
これまた大反響。
いつもこればかり言って、また自分で自分を褒めとるようにしか思われないが、
うまいうまい言うて食べてくれるんやわ。
みんな無言で食らいついてくれたんよ。
弁当箱全員空っぽになるまで。米粒一つも残さず完食してくれた。
特に僕の中で一番の挑戦だった豆腐ハンバーグが大当たり。
(クックパットとYoutubeにまたまた感謝)
そして何よりびっくりしたのが、
”ちょこちょこ食いをしてくれたこと。”
単品だけの味ではなく、複数の合わさる味が美味しいとの感想をいただいた。
弁当の醍醐味を少しでも伝えることができたと実感できめちゃくちゃ嬉しかった。
今後の課題として見えたのは、
①量の調整
②箸だけで食べれる弁当を想定するのか否か。
少ないと直接的な表現ではなかったが、
お米をもう少し増やしても良かったと見られる感想があった。
あとは、食べ方の想定。
これに関してはほんと難しいハードルである。
いろいろ試していかなければいけない。
そんな感じで良い勉強になった素晴らしい機会だった。
最近料理する機会が増えるにつれて、料理がさらに楽しくなってきている。
修行を積んできたシェフの人たちがこれを見てるとモノを言いたくなるかもしれないが、
少なからずこのジャパニーズシェフと言う響きが僕を奮闘させ、すでに成長を少し感じる。
次回は冷たいラーメン(冷やし中華)パーティーを企画予定。
Van曰くある程度の参加費をとる感じなので、
恥じない料理を作らねば。
がんばれ坂井。
それではまた。Ciao