Poldercross Kruibeke
今シーズンもベルギーに帰ってきています。居場所を与えてもらっていて、感謝です。11月初旬までの滞在予定で約7レースを予定しています。
五條吉野川シクロクロス大会後、急いでヨーロッパへ渡る準備をし、ベルギーに帰ってきました。家のこと、ベルギーの天候、レースに向かう体制、スケジュール、など、こっち来てから色々と調整し、初レースに臨みました。いつも初戦は何かしら忘れ物をしてしまうのですが、今年はタオルを忘れました。。。普段なら絶対にしないのですが、シクロクロスのレースって何が必要やったかな?と考えてしまうので、思いもよらないものをうっかり忘れちゃいます。それに日本はとてもあったかかったので、寒いベルギーのことを全く想像できず、着る服もなにがいるんやろ?と日本出国時はとても考えました。そして、日本になにかしら忘れ物してしまうのですが、、、今のとkろ特に大きな忘れ物にも気づかず、渡欧できてるようです。
前回の海外遠征のエアカナダでこりごりだったので、今回はANAをチョイス、安心のフライトでした。直行便は楽でびっくりです。
まぁそんなこんなですが、初戦のレースは、、、会場へ入るルートは知ってるまかせろって言われてまかせたら、迷って、僕はなぜか運転手をしていたので、あーだこーだ言って、責任転嫁大会が始まり、、最後は僕の地理的勘をフル稼働させてなんとか試合会場へ、試走時間にもなんとか間に合いました。昔からベルギーで学習した、できる限りはなんでも自分で、、を忘れてはいけないなと改めて思いました。
そして、レースはまぁバイクを走らせているという感覚が気持ちよく、良いレースができました。この調子で行こうと思います。
では、東洋フレームブログより転載します。
ベルギー遠征の初戦を迎えました、Kruibeke。去年は去年のベルギー選手権がこのKruibekeでの開催予定だったためKruibekeでのレースはなく、他の場所で開催されました。2年ぶりのKruibeke。去年のベルギー選手権とほぼ同じコースレイアウトに変更され、スタート直後にキャンバー登りがあり、砂セクションも追加され、コースの作り込みが濃くなりました。
僕自身、シーズン初戦の大会で色々と考えて余裕を持って会場に入る予定が色々と外人特有のトラブルで時間を押して会場入りし、試走までも結構余裕がなく、あれやこれやと考えて、機材の準備を急ピッチで進めた。
試走中。スタート直後のキャンバー登り
コースのコンディションはセミマッドという感じで、パートごとに泥があった。バイク交換は数周に一回する必要がありそうだった。タイヤ選択はベイビーライムスをチョイスした。各選手グリフォかタイフーンだったけど、持ち合わせがないのと、ベイビーライムスの当たりが良く感じたので迷わず決めた。空気圧は1.5Bar。コース上のシケインはハブ下程度の低めだったので、飛んでいけた。しかし、コーナー出てすぐがシケインで態勢を崩しやすかったので、少し大回りでシケインに進入するように対処した。キャンバーでの速度維持が難しく、シクロクロスに対して目と頭を慣らさないといけないと思い、しっかり3周、各ラインを試しつつ試走を終えた。
試走中。スタート後のキャンバーつづら折り
U23クラスと混走のため、出走者が多く、58名出走。スタート位置は真ん中より少し後ろ。前2列目以降は正直、もうぐちゃぐちゃになることが予想できた。スタート後はキャンバーの登りでそのあと、100mほどのストレートを挟んだのちにキャンバーのつづらの下りとキャンバーの登り返し。意識としては、気負い過ぎずに無事にやり過ごすこと。変な落車に巻き込まれたりしないように冷静に1周目はやり過ごそうと考えた。
スタートし、予想通り、僕の位置では登りのキャンバーで落車が起き、皆ランニングとなったが、焦らず、乗車してやり過ごす。その後もいくつか焦るポイントがあったが冷静にラインを変え、無駄なランで体力を使わないように努めた。1周目後半にはなんとなく落ち着き、思い描く位置あたりでレースを進めることになった。2周目後半からは顔馴染みのダリオと2人のパックでレースを展開した。
ダリオとパックを形成できた
ダリオは僕よりも普段は成績が良く、1週間前に開催されたMeulebekeでは完走していたし、去年の成績も目を見張るものがあった。そんな彼と一緒のパックになったので少し安心したが、この日は体調が優れないのか、出力が低かった。レース後半を見据え、ある程度ペースを合わせていたが、少し遅すぎる感があったので前に出て自らペースを刻むようにした。程なくして、彼はレースを降りていた。
一人でペースを刻む。一度したバイク交換後の終盤。
そこからは単独になったが、ペースを刻み、前から落ちてくる選手を追い抜きつつレースを進めた。いいペースかとも思ったが、少し前半の混乱とその後のペースが若干遅すぎたようで‐3Laps、45分でレースを下ろされた。一つ前のパックはー2Laps、その前はフルラップ。結果は34位でレースを終えた。58人中の29人は完走、半分以上までもう少し。30位までは捉えれる位置だったので、悪くはなかった。
リザルト抜粋。アンダー1年目のおそらく元トップジュニア達が並ぶ中に僕。
1周が短いサーキットだったのもあるが少し残念だった。せめてー2かー1Lapで終えれる感覚だったが甘かった。しかし、レース中、自分で意識して全てをコントロール下においてレースをできていたのはとても良かった。初戦なのであまり追い込み過ぎてもダメージがでかくなるのもあったし、落ち着いて、冷静に、確実にをイメージした。我慢したところもあったし、次戦は思いっきりレースをしてみようと思う。次戦は木曜日、Kermiscross Ardooie C2です。
Justin at Kruibeke
Justin at Nossegem Bcross
そして、今回、なんと、ジャスティンが遂にジュニアカテゴリーを卒業してU23カテゴリーとなり、一緒のレースをスタートしました。彼は47位、-5Laps でレースを終えました。このレースの翌日も彼は別のアマチュアレースを走り、頑張っていたようです。次戦も彼と一緒に走ります。楽しみが増えました。
そして、彼と僕のこれまでのストーリーが面白いということで、新聞にも取り上げてもらいました。小さい頃から僕や日本チームをサポートしてくれていた彼が今は一緒のレースを走るようになった。今後も彼のレースの模様をお伝えします。上記、新聞記事URLです。
おまけ。ちっちゃい子が一緒に写真撮ってとぼくのところに来てくれました。いいよって写真撮ってたけど、それはまさにスタートコール中でほぼ僕が呼ばれるか呼ばれないかぐらいのタイミングでハラハラドキドキで写真撮りました。スタートコールで自分の名前が呼ばれてないか気になって気になって僕の表情が複雑になってしまい、笑))、、いかなる時もちゃんとしないとって反省でした。ごめんね、かわいこちゃん。また撮ろーね。