【有料メルマガのご案内】「宇田川敬介の日本の裏側の見えない話」 第34話 いよいよ佳境となったイギリスのEU離脱とコモン・ロー 3 イギリスは何故離脱をするのか
「宇田川敬介の日本の裏側の見えない話」
第34話 いよいよ佳境となったイギリスのEU離脱とコモン・ロー
3 イギリスは何故離脱をするのか
イギリスがブレグジットを行うこと、それも期日通り行うことがジョンソン首相によって発表されました。
これで、調整なしのイギリスのEU離脱がほぼ確実になったということになります。
実際に、そのようなことが行われた場合にどのようになるのかということがかなり問題になります。
悲観的な内容などもかなり出ている中でどのようになるのでしょうか。
将来の予想よりも、まず先に、「なぜイギリスはそこまでのリスクを冒してまで離脱するのか」ということを、今回は政治面と経済面から考えてみましょう。
簡単に言えば政治面は「共産主義・仇敵ソ連のような状況に賛成できない」ということです。
もっと言えば「王室を否定する勢力とは組めない」ということになります。
一方、経済的には「エリート主義の否定」ということと「逸材のイギリス脱出」ということになります。
この二つを「共産主義容認」と「エリート主義否定」という観点からしっかりと解説して、その後、様々な内容を見てみましょう。
まずは共産主義の容認についてです。
イギリスは当然に共産主義の容認の感覚は全くありません。
とはいえ別に封建社会などを標榜しているわけではありません。
当然に立憲君主制を維持し、また自称「民主主義発祥の国」としての維持をしているということになります。
つまり「共産主義は民主主義ではないので従うことはできない」ということを言っているのです。
基本的に、現在のヨーロッパ共同体を主導しているのは、旧東ドイツの教育を受けたメルケル首相です。
また、そこに影響をされたフランス左翼主義のマクロン大統領ということになります。
この二人の考え方は「フランスとドイツの指導の下にヨーロッパ全土を統一する」という「連合国家」または「連邦国家」構想ですから、その内容は、民主主義とは異なります。
もちろん「選挙によって選ぶ」という方法論が同じであっても、そこにある内容が全く異なります。
つまり「なぜフランスとドイツが指導をするのか」ということが明確ではないのです。
2016年にイギリスがブレグジットを国民投票で決定した時に、すぐに対策として集まったのはフランスとドイツとイタリアでした。
しかし、そのことでは何も決まらず、その後イタリアも、国内債務のことでドイツとの対立が顕在化し、EUに懐疑的な態度をとるようになっています。
旧ソ連型といっては良くないのかもしれませんが、結局、多民族多宗教、そのうえで国家国籍や文化まで違う国々を統合するということになった場合、どのようにすべきかということになります。
その国を統合するには、一つには「圧倒的な力で他を凌駕する」ということしかありません。
基本的に現在の中華人民共和国が少数民族を支配しているのと同じ方法です。
そのような方法でよいのかどうかということではなく、一つにはそのようなものしかないのです。それは文化や民族、宗教が異なり、なおかつ生活様式が異なるということは、当然に、その中にある「人間の価値観」が異なります。
人間の価値観が異なる場合、その価値観の違いから「民主主義的な投票方法」で物事が決まるということはなくなってしまいます。
もちろん、多数の人々に権利を与えるということは、民主主義の一つの内容ですが、それではドイツやフランスのような国が「経済的に利用されるだけ」ということになるのです。
そこで、ある程度「制限をかけた選挙」とし、なおかつその選挙の中で常に先進国が後進国を指導するというような政治モデルが出来上がるということになります。
しかし、誰も「自分たちは後進国である」とは思っていません。
もちろん、アジアやアフリカなどで、旧植民地国が今は後進国になっているというようなことを言う人もいますし、中国のように、経済的、政治的な問題から、わざわざ後進国であることを自ら主張しなければならない人々もいます。
しかし、実際に、「違い」はあって・・・・・
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