漢字や九九、アルファベットを覚える時の注意点
こんにちは、いつも脳みそくんの働きに興味がある勉強犬です。
今日はね、「暗記」や「覚えること」における注意点をお伝えしていこうと思います。小学生向けのお話になりますかね。
まずは早速その注意点を端的に申し上げましょう。
記憶の仕方に注意です!
まだなんのこっちゃですよね。詳しく参りましょう。
記憶の仕方に注意!
まだ僕が学生の頃、塾で働いていた時のことです。ある中学生の英語が苦手な子に、「F書いて」と言うと、「ABCDE…」とアルファベットを呟き出したことがありました。
彼の中では「F」という記憶を取り出すときに「ABCDEF」とセットになっていたんですね。それは一例で、たとえば教科書訳なども、単語をその教科書の場所で覚えていたりするので、英文が書いてある場所が変わっただけで、まったく違うものを見たかのようにわからなくなるんです。
漢字もまるで絵や図形のように覚えていました。だから、少し形が崩れると読めません。フォントでも影響します。へんやつくりといった概念は持っていなかったんですね。
九九もリズムで覚えていただけでした。だから、割り算が苦手。7×3は?と訊いても「シチイチガ…」から始めないとなかなかポンっと出てこなかったんですよね。
当時の塾長と相談して、僕らがやったのは「本質理解」でした。
例えば、九九であれば、「3×3」が何を表しているのか、目に見えるものを使って説明しました。じゃあ「3×4」は?「3×5」は?こうしていくとかけ算の意味がわかってくるんですね。
漢字であれば、成り立ちを説明します。へんやつくりに注目してもいいですね。山はなんで山って書くの?道には何で首って字が入っているの?くさかんむりに共通する意味は?なんて具合です。
アルファベットなら、「あいうえお」のように、Aがどんなときに使われるのか、どんな単語に使われるのか、どんな発音か、を聴覚と視覚を使って繰り返し伝えていきます。AやBやCにそれぞれ物語があることを知ってもらうんですね。
もちろんそっちの方が時間もパワーもかかるんですが、その分使える記憶になりやすいです。
特に、抽象と具体の行き来がままならない小学校低学年のうちは注意が必要だと思うので、この情報が参考になれば幸いです。
ちなみに、上記で挙げた子は無事に公立高校に合格し、今は立派に社会人になっています。
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