映画『ブルーアワーにぶっ飛ばす』
映画『ブルーアワーにぶっ飛ばす』
監督:箱田優子
出演:夏帆/シム・ウンギョン/
渡辺大知/黒田大輔/上杉美風/
小野敦子/嶋田久作/
伊藤沙莉/高橋のえみ/
ユースケ・サンタマリア/
でんでん/
南果歩
CMの現場でご一緒させて頂いた時から、とても惹かれる方で。
こんな監督にお会いしたこと無かったから、すんごく 印象的で。
ずっと箱田監督作品の映画が観たいと思い続けてた。こっそり)
映画製作が始まったと知った時から胸踊ってて。
今、いざ、 公開…!!!
観た過ぎて吐きそうで、
観終えた直後も興奮し過ぎて吐きそうだった←
まずこの映画を観る前に、監督自身の手描きで描かれた漫画を読んで。
文字に、絵に表れるものが箱田 監督全てで、そのコミカルで毒っ気のある言葉回しがたまらなくてグサグサリ。
笑いながら、刺されまくり、
最後のページまで一気読み。
撃沈。
映画が始まる直前には正座待機したいくらいだった。(心は正座してた)
音、声、色、温度、なんなら匂いも、
映画の中で加わり、冒頭から鳥肌。
監督自身を投影した作品、主人公。
でもそこに夏帆さんがいて濾過されることで、夏帆さん自身にも響いてるのが凄く伝わる。
あの荒れた言葉遣いが、完全に箱田監督節なのに、夏帆さんの、砂田のものになってた。
私も、キヨみたいな子がいると
こう行動できたら、
その性格がいいな、
時たま真似をするくらい、羨ましかった。
でも他人の家に居るキヨの居座り 方を、私は知ってる。
私はそっちだ。
あれ?どっちだ、私???
不思議なグルグルが渦巻いて、
2人と物語を通して自問自答をずっとしてた。
どっちもある、
というか、キヨの部分はやっぱり憧れで、自分が奮起したい時に“出して“たんだ。
それが演じてるわけでもウソでもないんだけど、楽しくなってくるし周りが明るく回ると知ってたから。
ただあの子のように、天然で出来ないだけ。
常時それでいられないだけ。
そんなこととか。
田舎が嫌いな砂田は、本当に嫌気が刺していたんだろうけど、、
ほら、またやってくる、
”田舎、いいな“
と思う自分が。
田舎を知らないとそれはそれで蔑まされる。
いや本当に。笑)
私の生まれと育ちは大都会だから
キッパリ)
だからこの類がくると毎度、田舎あることがうらめしく思う。
分かってるのに何度もこの感情はやってくるんだよなぁ。
そうすると、祖父母の家を思い出す。
私だって田舎を知ってるのさ、田舎にいっぱい行ってるし、方言だって鈍りだって、ボットントイレだって知ってるんだわ。
自分の中の知ってる田舎を手繰り寄せて、共感しようとする。
してる私がいる。
あ、
と、気づかされた。
今までも 共感出来るもんとその気でいたけれど、こういう事が自分の中で起きてたのか、と。
どんなに本人が嫌いでも、帰る田舎の家があることは羨ましいと変わらないけどね。
私の人生と映画の中では、そりゃ違うはずなのに。
何故だか、とてもとても身近に感じるんだ。
音楽も心地良くて、控えめで。
今時を生きる 東京で頑張る女性に、色んな自分自身を引き出してくれる。
でもちゃんと、主人公達を追ってしまう。
舞台挨拶で
箱田監督100%
夏帆100%
そんなキャッチコピー(?)のやり取りがあったし確実なのに。
その一部分に、自分も居させてもらえた気がした。
キヨの代わりに、この映画に側にいてもらいたい。
まだまだ続きがある終わりに、自分にも明日があるんだな、なんて当たり前のことを思い、少し明るく頑張れる気がした。
上映後は箱田監督がお見送りに出て下さっていて、ご挨拶が出来ました。
舞台挨拶でめちゃくちゃ緊張してた 監督以上に興奮してあわあわしてすみませんでした。ポンコツ)
いや観た直後に凛となんかなってられませんって!必死)
現場や劇場に足を運んで下さった時以上に、監督の目がほぐれて 優しくなっていたように、勝手に感じてました。
推しの監督に言いふらして来たけど、
これからはもっともっと言ってゆくぞ。
箱田優子監督って、私の推し監督、です。
ふはは。
箱田監督の言葉を吐いてみたい。
口にしてみたい。
またご一緒できるように、精進します。
いつか絶対、またご一緒させてもらうんだ。
しっかと、ブルーの服来て参戦したんだぜ。
はっはっは。
是非ともぜひとも、映画館で観て下さい。
南果歩さんの田舎の母ちゃんっぷりも最高です。好)
舞台『パーマ屋スミレ』でどちゃくそハマった私。
やっぱり最高に素敵に振り切ってます。
高橋のえみさんのママもハマり過ぎてもうううたまらんのよぉぉ…!
夜の田舎のスナック、空気がもう素敵だし分かり味深い。笑)
ぜひ。
是非!!!
「寂しくなくて寂しい」
映画観ながらの私に置き換えたら
「悔しくなくて悔しい」
そんな感じ。
私、相変わらず悔しさで出来ている。笑)