プルアップレザーで自分好みの革小物を育てよう!
革と一言で言っても、いろんな種類がありますよね。牛革(カウレザー)馬革(ホースハイド) 豚革(ピッグスキン) ヤギ革(ゴートスキン) ひつじ革(シープスキン) シカ革(ディアスキン) ダチョウ(オーストリッチ)など、動物の種類によってもざっとこれだけの革に分類されています。
では、プルアップレザーとはどんな種類の革でしょう?
プルアップレザーは鞣しの方法で決まる革
今回のタイトルにもあるプルアップとは、動物の種類の名前ではございません!みなさんもオイルレザーという言葉なら聞いたことがあるかもしれませんね。
オイルレザーとは革を鞣すときにオイルを染み込ませた革のこと。オイルを含ませることで、革がしなやかになり、耐久性も増します。また、使えば使うほど自然な艶が出てくるのもオイルレザーの特徴なんです。ちなみにDeepLeatherで扱っている革のほとんどはオイルレザーなんですよ。
そして、そんなオイルレザーよりもさらにオイルが多く含まれた革がプルアップレザーと呼ばれています。
プルアップレザーは革を指で押したり、曲げたりすることで、オイルが革の繊維内を移動し表面に浮き出てくるという特徴があります。
曲げたところにじわっと浮き出てくるオイル。
痕になってる??
大丈夫です。揉みほぐすことで、この白く浮き出たオイル部分は気にならないレベルに戻ります(個人的感想です( ̄∇ ̄))
濃淡が現れる革をお好きな方にはプルアップレザーはおすすめです。ですが、個性的な革なので、中には「禿げてない?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません・・・・。それがオイルの移動なんです。ムラっぽく見えるので仕方がないのですが・・・。それがオイルの移動なんです・・・。
さらに言うと、このプルアップレザーはキズが目立たないという特徴もあるんです。詳しくは別の記事に書いていますので、良かったら見てください。
アッズーラ社が手掛けるプルアップレザー
イタリアのタンナー「 la perla azzurra」は個性的な革を作る会社として知られています。アラスカレザーやエルヴァケーロなど、独特の風合いを魅せてくれる革が多いように思います。
作り手のわたしもアラスカレザーはお気に入り❤︎
艶なしのマットな触り心地がクセになるコインケース
トスカーナレザーのように始めから艶のある革も素敵ですが、あえて艶なしレザーから育ててみるのはどうでしょう。マットな風合いのこの革は触り心地がしっとりしており、柔らかな感触の中にほどよい硬さもあり、上質さが感じられます。プルアップレザーの濃淡とマットな質感が生み出すエイジングがどうなるか、持つ人の使い方次第でいろんな表情が生まれる楽しみ溢れるオンリーワンの革です。
↓プルアップレザーを使った小物アイテムはこちらにも載せております↓