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ぬっきー

Friday No.31(33) そこで虚無感に呪われても仕方がない。

2019.10.18 13:48

 日本を襲う台風が毎回「経験史上最悪」となるのは非常に恐ろしい。この状況は今年に限った異常気象なのか?それとも世界的な異常気象の一端に過ぎないのか?毎月、日本のどこかで被災地が生まれている。次回来る台風はいつ来るのか?そしてどれほどの威力を持っているのか?どれほどの被害を残して去っては消えてゆくのか?

 来年の東京オリンピックの時に大型の台風が来たらどうなるのだろうか?どのような行動を取れば良いのだろうか?今回の台風で分かったが「命を守る行動」なんてぼくを含め、一般人は誰も正確に理解していない。むしろ知らない。ただ無知だ。

 台風の次の日、いわゆる「台風一過」は気持ちが良いものだ。空は高く晴れており、雲がほとんどない。街は風や雨のせいで乱れてはいるが、蓄積されたチリやホコリが巨大な洗濯機によって洗い流されたように普段よりもすっきりとクリアに見える。
しかし、これほどまでの被害が日本のあちこちで出ていると全く喜べない。例え大きな被害が無くても、空の晴れ模様はいまいちすっきりしない。そして、湿度の高いむんわりとした不吉な空気が台風の残像のように残っている。

 ぼくの近くでも大きな被害が出た。普段は穏やかな多摩川が大雨によって溢れてしまった。今日も田園都市線に乗って多摩川の上を通過したが、多摩川には泥で濁った水が普段の倍ほど流れている。しかし、普段の多摩川は川と河川敷の幅が同じくらいの長さだ。この川が溢れ出すほどの雨が降ったかと思うと、台風の勢力の大きさが凄まじかったんだと実感する。

 友人が被災者になった。
友人は夜勤明けで帰宅すると、自宅が1メートル近く浸水していたらしい。ぼくは友人が被災した際にどのような行動を取れば良いのかも分からない。

他にも、川崎市市民ミュージアムや東京都市大学が浸水した。市民ミュージアムにどれほどの被害があったのか分からないが貴重な貯蔵品があるだろうし、東京都市大学の図書館の9万冊もの書籍が水に浸かってしまったらしい。非常に心が痛む。

 日本で普通に生活していれば死ぬことは無い、と思っていたが、普通に生活していたら死んでしまう。地震にしろいつ起こるか分からない。
しかし、そこで虚無感に呪われても仕方がない。

確かに、東日本大地震の時にも、豊かさとはなにか?生きていくことはなにか?が問われた。正直言って東日本大地震の時はそこまでリアルに考えることができなかった。高校を卒業した3月で浪人生活に入る前の期間だったので社会から少し離れたところにいたからかもしれない。

 物質的な豊かさは完全にえぐるられている。
ぼくらはどのように生きて、どのようにサバイバルすれば良いのか?
本当に大切なモノを見極めて、それを守れる行動が取れなくてはならない。
物はあっけなく壊れて無くなる。ぼくはぼくと言う資本を使って資産を増やし続けなくてはならない。



 首と肩のコリが酷いです。気圧のせいなのかもしれないけれど、姿勢が悪いのが一番の原因だと思います。それだけ。





『今日』にトマッテくださり、ありがとうございます。
またね。天貫 勇 Friday No.31(33)
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