ジャムの基本:Confiture de mûre
ブラックベリーのジャム
料理方法:煮込むだけ
その前に・・・
・計量器
ジャムは、果物の大きさや量で砂糖の分量が変わります。果物◯◯gと表記しても、旅の途中にその量が手に入れられるとは限りません。ここでの表記はあくまで目安です。また、作ること自体はとっても簡単ですが、重さを計る必要があるため、計量器がないと難しいかもしれません。
アパルトマンには計量器がない所が殆どのようなので、事前に確認するか軽量タイプを持参するといいです。シャンブルドットやホームステイ先では、一緒に作れるか相談してみるといいです。
・砂糖
かなり多く必要です。かといってスーパーの大袋では使いきれないので、こちらも持参若しくは残りを持ち帰るか、置いて帰るかしかなさそうです。
・瓶
滞在中に食べきらず、保存用として日本に持ち帰りたい場合は瓶が必要です。フランスに行ってから瓶詰めの食糧を買って、食べ切って使うこともできますが、大きい物が多いです。小瓶や中瓶を日本から数個持参する方が、手間は少ないです。
煮沸消毒の方法
カビ防止のため、ジャムに限らず全て瓶詰めをする前には必要です。日本でのやり方、フランス式、どちらでも構いません。行うタイミングは、ジャムを煮詰めている間に始め、出来上がる前に終わるようにします。
■日本の一般的な方法
1.瓶の全体が浸かる鍋に瓶とフタを入れる
2.たっぷりのお水を入れ沸騰させる
3.10分加熱して清潔な布巾の上に置いて
水分を蒸発させる
■あるフランス家庭の方法
1.瓶が入る深い鍋か桶に瓶とフタ両方を入れておく
2.別の鍋かヤカンでたっぷりお湯を沸騰させ
3.フタの裏めがけて、そのお湯を注ぐ
瓶に直接かけると割れるので注意
瓶全体に行き渡るように回したりする
4.3分ほどで布巾の上に置いて水分を蒸発させる
瓶は逆さまに置き、フタで斜めにすることで
瓶の中に蒸気がこもらないようにする
お買い物 ※中瓶3個分ほどの量
ブラックベリー・・・600g
レモン・・・1個
砂糖・・・180g(果物の30%)
マルシェではカゴ盛りで売られています
これはシャンブルドットの敷地で収穫
シンプルレシピ
1.果物の分量を計る
2.砂糖の分量を計算して計る
3.砂糖を絡めて最低2時間は放置
※果物によって時間は変わりますが
ブラックベリーは少し長め
4.水分が出てきたらジャムを一気に煮詰める
5.途中でレモン汁を加える
6.濃度のチェック、お皿に1滴垂らす
すぐに傾けて垂れ具合をチェック
もったりゆっくり垂れたら出来上がり
7.急いで熱々のうちに煮沸消毒した瓶に流す
フタをしっかり閉めて裏返し冷めるまで放置
フランスのジャム
ジャムはフランスの家庭になくてはならない必需品。パンに付ける以外に、チーズに添えたりお料理にも使う。フランスの砂糖は日本のものに比べて甘味が優しい。元々の果物自体の味がしっかりしてることも重なって、味がぎゅっと濃縮される。そのままスプーンですくって食べられるほど甘さ控えめなのがスゴイところ。
数種類を掛け合わせてマリアージュを楽しんだりもする。これは、庭で収穫した果物を使ったマダム手作りのジャム。リンゴとシナモン、洋ナシとアーモンド。どちらもそのままで美味しいデザートのよう。
他にも、苺とミント、桃とアールグレイ、杏とプラム、レモンとオレンジ、いちじくとルバーブ等、
パリエーション豊かで、味を想像するだけでワクワクする。
どんな組み合わせにしようか?
マルシェを歩きながら考えて
世界で1つのオリジナルな味を見つけてくださいね。
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