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はちどりphoto

カタルーニャの行方を見守ります

2019.10.23 16:10



バルセロナを訪れたのは9月10日、

ちょうどカタルーニャの独立記念の祝日の前日でした



バルセロナはカタルーニャ州に属していて

スペインの一部とはなっているものの独自の文化や言葉があり

弾圧されてきた歴史を持ちます


1714年の9月11日にバルセロナが陥落したことから

この日をカタルーニャ国民の日と定められたそうです(悲しい日ではないのかしら;)

9月11日はカタルーニャ地方だけが祝日で 例えばマドリードでは平日です


2017年10月にスペインから独立するか否かの住民投票が行われ

独立派が8割を超えていたものの独立は許されず 今に至ります



そんな大事な日だとも知らずに翌日から旅の予定を組んでしまって 

もったいないことしてしまいました



その日は夕方からはデモが予定されていたそうですが

午前中はなんてことない普通の休日のようでした




旅から帰ってくるとバルセロナでは

カタルーニャ独立の旗やカタルーニャの旗があちこちに掲げられていました


カタルーニャの旗は初めてみました




夕方からはお世話になっていたマンションの前の通りは大型バスがずらりと並び

街は各地からデモの参加者であふれていたそうです




今 また衝突が激しくなっています

大規模なデモを受けてサクラダファミリアも営業停止だったりして



日本で例えるならば 沖縄が日本から独立する動きがあると想像すれば良いでしょうか



「いろんな意見があるけど 独立したいという人は多い。

 そうすることで自由になれると思ってるんだよ。

 僕はどちらがいいかは分からないけどね」


地元民からこんな意見もお聞きしました



カタルーニャ人の間では 今もカタルーニャ語で話すこともあるみたい

会話を聞いてもわたしには違いがまったく分かりませんでしたが;



言語が途絶えることの意味の大きさを思うと

今も使われていることの意味もまた思うことができます




侵略や支配というものは 争いの火種が水面下でグツグツと

爆発する時を待つ状況を作り出すもののように思えてなりません



例えば それがその国の民に喜ばれる方法をとって

然るべきタイミングで国を返すものならばまだ良いものを。



隣の国と争ってる国は今も多いことは

旅を通じて少しずつ理解してきました


隣国とのコミュニケーションってセンシティブです

日本も然り。



カタルーニャの独立について どちらがいいとか言えないけど

そもそもどの国も地域も

領地争いとか利権争いとかかっこ悪いことをやめて

「足るを知る」政治を望みます


国民も知恵を出し

どこの誰とも共存共栄する道を行く政治家を排出していきたいものです