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食のほそみち

2 干し葉

2019.10.21 05:14

 冬は粕汁をよく作ります。具はうちの場合、鮭でも豚肉でもなく大根の干し葉。晩秋にはカッサカサにひからびた形状で売られていますが、真冬になると茹でて刻んで凍らせた「干し葉団子」が青果店や産直に並びます。

 汁物に放つ青菜の乏しい季節には便利で、凍み豆腐やワカメなども入れてトロトロになった汁をすすれば、はぁぁ…お腹の底から温まります。

 不思議なのは、茹でて凍らせても色褪せていない葉の緑。見よう見まねで作った時は真っ茶色になってプロの技を思い知りました。

 「寒い時を狙って風通しのいい場所に干さないとダメ」。そう教えてくれた農家のおじさんは、もう何年も食べていないそう。同じ手間ひまなら切り干し大根の方が使い勝手がいいと、作る人が減っているとも話してくれました。

 調べてみると、干し葉はお粥や煮物にもいいらしい。食の絶滅危惧種にしないよう、せっせと食べようと思っています。

※食のほそみち 第2回 マ・シェリ959号(2015年01月30日)掲載