まずは、想像を。世代間ギャップ。
まずは、想像を。世代間ギャップ。
今回、にぎわいの森のオーナーシェフが従業員に起こした暴力事件。事件の詳細と、その後の動向がわからないので、この件については詳細コメントができないが、現代において、許されるべきことでない。と同時に、かなり注意をしなければいけない。
セクハラ、モラハラ・・・・。
中高年世代にお話しすると、一部の人が必ず、
「俺たちの頃にはな・・・・」と武勇伝みたいなものを話しはじめ、「何がセクハラ、モラハラ、パワハラや!!」などと、いささか時代錯誤のことを話し始める。
先日、ある方がこんなことをつぶやいた。
「年上の方々の中には、自分たちもやられたので、下の世代にも同じことをしてやろう。みたいな方がいるんですよ。特に田舎には、そうした方も少なからずいます。私は、いずれ引っ越したいと思ってきました」
私がこどもの時分、特に体育会系のスポーツ部は、当たり前に指導者が手を上げました。親も手を上げました。それが教育とも指導だとも・・・・。
また、職人の世界は、特にそんな傾向があったようにも思います。
職場で女性の方がお尻を触られる・・・みたいな話しもよく聞きましたね。
でも、今は違います。すぐに訴えられる場合も多々あり、逮捕されることもあります。職場を辞さねばならない場合もあり、店なら最悪、閉店や倒産もありうる。
でも、一方、ネットによるフェイク、また、どんどん陰鬱になりつつあるいじめ・・・・。隠れた部分で、何かしらの精神的なアンバランスが、ひどい暴力を触発している事実も否めない。
精神的に弱いこどもたちも・・・・。この点は検証すべきことですが、果たして、昔より弱くなったのでしょうか。
ただ言えるのは、そんな時代でも、人生を泳いでいくのは大変厳しいし、周囲の人と折り合いをつけて協調していかなければらないという点。
しかし、ある方は言うかもしれません。自分の好きなことを好きな人とやっていけばいいのでは?
今、分岐点でしょうか。
田舎はまだ家制、村社会という封建的な部分がしっかり残っています。多様的な人権擁護の時代に、男女差別すらしっかり残っています。
差別や暴言を吐く人は、大概、議論に対して耳を傾けず、ほぼ、パワーで押してきた方々。ここも実に厄介です。中には、全く人の言うことも聞けない方もいます。
先にも申しましたが、生き抜くのは、いつの時代でも厳しいもの。人間、堕ちるのは簡単。そんな時にこそ、公的なライフセキュリティが機能すればよいのですが、なかなか情報が届かないのと、複雑は制度設計や強烈な自己責任論が壁として立ちはだかる。
時代が変化すると同時に、ものの見方や考え方。施策や事業は見直してゆかねばなりません。特に気を付けて頂きたいのは、行政や企業の管理職の皆さん。
多くが「自分の任期内には何も起こらないように」と変化や改革に対して、手をつけようとしない。そうなると、必ず、その組織は終わっていきます。
雇用がなかなか難しい時代。ネットがあるため、悪い部分はすぐに世間に広がります。また、良い部分も広がります。
飛躍、発展、維持のためにも、今の時代を想像することは大変大切なことです。