お墓にまつわること
【分骨】
骨自体に魂は宿っていません。ですから、分骨そのものは行っても構いません。
ただし、問題は分骨をしなくてはならない事情です。
たとえば分骨をめぐって身内が争うなど。骨肉の争いや奪い合いと言ってもいいような揉め事に発展してしまうもの。
故人は自分の亡き後、愛する人たちがいがみ合うことをとても嘆きます。そのことを気に病むあまり、浄化できない魂もいるのです。
骨には執着しないこと。ただの物質にすぎません。
【生前墓】
「生前に自分の墓を建てると早死にする」などと言われていますが迷信です。問題ありません。
ただ気をつけるべきは、納める骨がない場合は、地所を買うだけにとどめておくほうがいいでしょう。
その家とは縁のない未浄化霊が、生前墓に居ついてしまう可能性があるからです。
【お墓参りの注意点】
まず、暗くなってからは避けましょう。というのも、日が暮れてから翌朝明るくなるまでは、霊が活発に活動する時間帯だからです。
お墓に居ついてしまっている未浄化霊がさまよっている可能性が高く、不用意に行けば影響を受けることもあるので注意が必要です。
お墓に行く頻度について。これは決まりはありません。
お墓に行かないと供養ができないのだとしたら、お墓のない人は先祖の供養ができないことになってしまいます。
就寝前や街を歩いているときなどに、亡き人を思い出し、亡くなった人に言葉をかければ、お墓参りをしたのと同じことになります。
それよりも「行こうと思ったのに行けなかった」とネガティブに考えるほうがよくありません。
そうではなく、「忙しくてお墓参りになかなか行けないけれど、今日も私は魂成長に努めています」と近況と日々の感謝を伝えるといいでしょう。
「行かなくちゃ」という思いはあちらに届いていますし、忙しいこともちゃんと理解しています。
また、墓地内にあるお地蔵さんに「一度お参りをしたら、継続しなければいけないのか」と心配する人がいますが、継続しなかったからといって、激高するお地蔵さんはいません。
あるいは、隣のお墓の掃除をすると霊にすがられると思う人もいますが、それはそれで魂にたいして失礼な考え方ではないでしょうか。
親戚のお墓もお地蔵さんのお参りも、後になってしておけばよかったと気に病むのであれば、気づいたときにすればいいのです。