着物の紫
2016.04.13 15:02
洋服ではなかなか好きな紫が見つからないのですが
着物では いとも簡単に好きな紫が見つかります
着物で紫は たいがいの女性をしっとりと見せてくれる そんな
魔法があるような…
普段 ガサツな私めも
紫色の着物の時は 少しは…
…しっとりするかな……と…
意識して…おります…
半襟を お気に入りの藤柄を合わせて
重ね襟を 淡い黄色
帯揚げを 水色でカラーハーモニーを遊ぶ…
着物は江戸小紋 色は江戸紫色でしょう
好みは、少し赤みのある京紫の方なのですが
きっと江戸小紋なので 京紫ということはないでしょう……
ここで、江戸紫色と京紫というのがあるのが面白いです
京の都の公家の象徴の色と
江戸幕府の時に庶民の間で江戸の象徴となった江戸紫色…
面白いですね…
また紫色は日本でも、海外でも染料が入手困難だった為、高貴な色として定着する一方で、浅紫は「ゆるし色」となって広く愛用されたそうです。
そんなところも 色彩心理学的にも
青と赤の混ざった色である紫色の二面性の面白さが伺えます。
実際 高貴な意味合いとセクシュアリティの色の象徴と、両方の意味合いがあるのも 紫色のトリッキーなところ…
だからこその魅力があるのかもしれません
紫色のアメジストをあしらった帯留め
帯締めも紫色で……
帯は名物裂 ここにも薄紫色が……
奥深い紫……
着物では特に楽しめそうです……☆