アップルソースケーキ Apple sauce cake
こんばんは。
あと30分弱で火曜日が終わってしまいます。
今日は私のイギリスでお世話になったミホさんのパートナー、ピーターからもらった、1930年ごろ発行されたレシピ本の中からひとつ、お菓子をご紹介したいと思います。

私もまだ試していないレシピばかりですが、この本はサウスハムコテージホスピタルのための寄付を募るために作られた本で、この本によって得られた収益はすべて、この病院に寄付されました。
このレシピ本の面白いところは、単に病院への寄付のために作られた、というだけでなく、巻末にたくさんの広告が掲載されているところです。

実はのこの本に載っているレシピはすべて、周辺地域でお店やインを営む人たちから集めたものなんです。
各レシピの最後には必ずそのレシピの所持者とお店やインの名前が書かれています。
レシピ自体はとてもシンプル。
大体のレシピが材料を含めて10行くらいで終わっています。
私がもらった本は、2005年に再版されたもので、1冊£5ですが、やはり収益の3分の1が、同じ病院に寄付されるようになっていました。
さて、今日ご紹介するお菓子、私も試作したわけではないのですが、1930年代にどんなものが食べられていたのか、興味がありませんか?
私は、少しでも古いレシピ本に興奮するタイプなので、たとえ作ったことがないものでも、写真がなくても、読むだけでとても面白いと思うんです。
というわけで、今日はこの「SUNNY SALCOMBE COOKERY BOOK」の中のケーキの項目の1つ目にある、ミセス・フィリップのアップルソースケーキをご紹介したいと思います。
アップルソースケーキ Apple sauce cake
・アップルソース…1 1/4ブレックファストカップ
・バター又はマーガリン…1/2ブレックファストカップ
・ブラウンシュガー…1ブレックファストカップ
・レーズン…1ブレックファストカップ
・カランツ…1ブレックファストカップ
・炭酸ソーダ…2tsp
・シナモン…1tsp
・塩…1/2tsp
・ナツメグ…少々
・小麦粉…2ブレックファストカップ
全ての材料を混ぜ、スローオーブンで焼く。3日間保存してからカットする。
いかがでしょうか?
作れる気がしませんね!
まず、1ブレックファストカップ、というのは1.5ティーカップのことで、朝たっぷりのお茶を飲むようの少し大きめのマグのことのようです。
1.5ティーカップは8オンス、つまり約227gになります。
ただし、バターの場合は7オンス(約198g)、小麦粉は4オンス(約113g)です。
次にスローオーブンですが、一般に120℃~170℃の間で調理するオーブンのことを指すようです。
イギリスの一般的なオーブンは2層式になっており、下が普通のオーブン、上がスローオーブンになっていることが多かったように思います。
見たところ、低温で長くじっくり焼くタイプのケーキのようですね。
もし試しに作ってみたら、ぜひ写真を送ってください!
何とか火曜中に更新できそうです!
それではまた来週!