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蟹座下弦の月ー在るべき場所へ戻る旅

2019.10.22 18:10


遅くなってしまいましたが、21日、21時39分、蟹座で下弦の月を迎えました。


ASCにドラゴンヘッド、MCにはキロンがカルミネートしています。

キロンの影響が強い流れが続いていますが、やはり「在るべき場所」へ戻るにはキロンが重要だからなのではないかと思います。

ASCは起点でMCは終点ですから、この下弦の月は自己実現を出来る自分を創っていく流れがあることがわかります。

「ドラゴンヘッド(今世)の課題に取り組むために、キロン(傷)と向き合いなさい」そんなメッセージを感じました。


丁度、☉太陽は「否定的な体験を肯定することで視野を拡げる」という度数にあります。

☽月は「渓谷の嵐」というサビアンシンボルで、この嵐(ドラゴンヘッドやキロンの課題)をどう受け止めるか、です。

渓谷は、身近なものではありません。(原文はcanyonなので、日本語の渓谷のイメージよりはグランドキャニオンをイメージして下さい。)

別に、避けようと思えば避けられるものなんです。

だけど、素晴らしい絶景を見るためには、日常を離れ、時間を掛けたりお金を掛けたり、体力が必要になる場合もあります。多少の労力が付きものです。

それを超えて行けるかどうか。



2020年のグレートコンジャンクションの山羊座から水瓶座へのプロセスというのは、安定を捨てて挑戦する流れにあります。

積み上げたものを崩して、新たなものを創り上げる。

崩さなければならないポイントはそれぞれにありますが、主に共通するのは社会的立場。

仕事。キャリアです。


自身の創造力(未来を創る力)を信頼し、自分の人生を考え直す。
今まで培ってきたものを手放し、自己実現を目指す。

自己実現とは「自分の個性を社会貢献に繋げ、その結果として夢や理想を叶えていくこと」です。

社会の中で自分が輝ける自己表現を模索すること。

これらに取り組むことで、水瓶座時代の象徴であるポリフォニー(個性の社会的調和)が達成されます。



そろそろ、山羊座木星期への準備のようなエネルギーに切り替わってきています。

水瓶座時代に向けて、土台や基礎になる部分を作っていた段階から、その上に家を建てるような、水瓶座の時代にやっていくことを本格的に構築していくことが促されています。

で、これはブログをはじめた2年前から言っているのですが、♃木星・♄土星・♇冥王星が山羊座に集結するので、準備を怠ると壊すと創るを同時にやらなければならなくなります。


しかももう2年前(占星術をはじめたのがそれくらいなのでそこまでしか遡れないからもしかしたらもっと前)から、終わりにするものをしっかり終わりにすることが促されていたわけなので、薄々終わりにしなきゃいけない、変えなきゃいけないと感じていることは必ず終焉と新生のプロセスを経由するでしょう。

しがみつけば苦しくなりますが、終わりにしたいと思いながらなかなか出来なかったことには追い風が吹きます。

お引っ越しみたいなことです。

「本当にそれ、新しい家(時代)に持ってくの?」ってずっと宇宙に問われているのです。



木星山羊座期へ向けて、目標が明確になっている方がものごとは拡がりやすいです。

しかし、目標を持つことは大切ですが、目標に囚われすぎないことも大切です。

これも要はバランスで、目標が無いと行動に一貫性が無くなって何も達成出来ないので、アバウトな大枠だけでも決めた方が良いと思います。

でも、目標に囚われすぎると他の可能性の種を見過ごしてしまうことがあるので、目標に対する柔軟性みたいなものも必要。

そして、とりあえずこの道っていう目標を決めておくことで、他の可能性に寄り道しても戻れる。

これが実は目標の役割なんじゃないかと思う。

よく考えたら目標(もくひょう)って、そのまま目標(めじるし)ですね。

それが無いと、寄り道した時に迷子になって「あれ、わたし何がしたかったんだっけ?」って

何となくやりたいことに走って、途中で寄り道して、迷子のループにハマる。

よくこれで失敗してました(苦笑


方向性だけでも決めてそちらに向かうこと。

とりあえず進めば景色が変わる。

景色が変われば、他の可能性が見えて来る。

ちゃんとアンカーを立てて戻れるようにして、寄り道しながら可能性を拡げる。

そうやって

「在るべき場所」への帰り路を探す。