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ピアノの選び方

2019.10.22 22:00

こんにちは。


もうすぐクリスマスシーズン到来!



「サンタさんに何お願いするの?」


「ピアノ!」


なんて会話に、


ピアノって、一体どんなものを買えばいいの?


という疑問を持たれたパパさん、ママさんに、ピアノの選び方についてお話したいとおいます。


今の時代では、おそらく9割の方がピアノと言ったら電子ピアノの購入を検討されると思うので、今回は電子ピアノに限定してご紹介したいと思います。


まず、電子ピアノを購入できる場所ですが、大手家電量販店や楽器店などがあります。


どちらにもメーカーのピアノ販売担当者がいることが多いですが、楽器としてのより専門的な説明が受けられる楽器店をおすすめしたいと思います。


楽器店というと、ヤマハやカワイなどが有名ですが、この2社はメーカーでもあるので、基本的にはヤマハならヤマハ、カワイならカワイの楽器をおすすめしてくれます。


ですので、島村楽器や山野楽器など、メーカーではなく、楽器販売店で、まずは色々な機種の中から納得のいくものを選ぶと良いでしょう。


特にショールームを持っている販売店は様々なグレードの電子ピアノが展示されており、弾き比べると違いがはっきりわかります。


次に、選ぶポイントですが、おそらく最初に予算があると思いますので、予算別にご紹介していきます。


今回は10万〜20万、20万〜40万、40万以上の3つに分けてお話します。


10万以下はピアノを始めて1年間くらい使うのであれば良いですが、演奏表現に限界があるので長い目で見るとコストパフォーマンスがあまり良くないですね。


それではまず、10万〜20万クラスですが、タッチを弾き比べて決められると良いと思います。


鍵盤がプラスチック製のもの、木製のもの、表面がプラスチック製のもの、象牙のもの、素材によって指の触れた感じや鍵盤の重さが違います。また、速弾きした時の鍵盤の戻りも機種によって様々です。20万以下のクラスは、タッチによる音色の違いはそれ程高性能ではないので、指の基礎を作るという観点で選ばれると良いと思います。


個人的にはカワイの木製鍵盤のピアノが一番アップライトピアノに近いタッチで好きですね。


次に20万〜40万クラスですが、タッチはもちろんのこと、各社スピーカー技術に特徴があります。ホールで演奏しているような3Dサラウンドのスピーカーもあれば、鍵盤の下の壁面にスピーカーがあって、下から突き上げるような重低音で演奏者を満足させるような工夫を凝らしたピアノもあります。


マンションや主に夜間に練習するという方はヘッドホンを着けて弾くことが多いと思うので、試聴される際もぜひヘッドホンを借りて試してみてください。


最後に30万〜40万クラスですが、ピアノのハンマー構造(鍵盤を押して音がなる仕組み)が、アコースティックピアノの原理と同じというのを売りにしているものなんかもあります。


何が良いかと言うと、微妙なタッチによる音の違いをアコースティックピアノのように再現してくれるんです。


こう弾きたいんだ!


という思いが、音にちゃんと表れたら演奏者にとって、こんなに気持ちの良いことはないですよね。


ただ欠点もあって、アコースティックピアノより上手に聞こえます(笑)


コンクールの練習を高性能の電子ピアノで練習していて、本番でグランドピアノで弾いたらあまり強弱やアーティキュレーションが伝わらなかったなんてこともあります。


コンクールや音大を目指す方であれば、やはりアコースティックピアノの購入の検討をおすすめします。


でも、今の電子ピアノは日々変化しています!


3年以上前に購入したものを使用されていたら、ぜひ楽器店で最新の機種を試してみてください。


長くお付き合いするものなので、納得のいくピアノに出会えることを願っています。