成功するのに必要なのは失敗?美術学校のエピソード
新学期が始まって、
ここからちょっと普段の生活が忙しくなってくる頃ですね。
忙しいという漢字は心を亡くすと書きますから、
忙しければ忙しいほど、大切なものを見落としがちになります。
立てた目標をもう一度確認しましょう。
あなたにとって大切なものは何ですか?
その為に、どれだけの時間を使っていますか?
忙しい中だからこそ、その自分自身への問いかけが大切です。
目標の達成のために、今、
あなたは何をしますか?
その為のヒントになるお話をご紹介しましょう。
ある美術学校でのエピソードである。
陶芸の授業のとき、最初に教師はクラスを2つに分けた。そして、アトリエの左半分の生徒には作品の量によって、
右半分の生徒には作品の質によって、採点すると告げた。
採点の日が来て、興味深い事実が明らかになった。
優秀な作品は、すべて、“量グループ”から生まれたのだ。
量グループの生徒は、たくさんの作品をつくっていく過程でいくつも失敗し、
そこから学ぶことでいい作品を次々と生み出すことができた。
しかし、“質グループ”の生徒は、
完璧な作品について理屈をこねるだけで手を動かさなかったために、
成果として残ったのは、壮大な理論と作品になりそこねた粘土だけだったのだ。
あなたの目標が、勉強、ビジネス、スポーツ、芸術、人間関係など、
どんな分野であろうと同じこと。
進歩する唯一の方法は、「トライ・アンド・エラー」をくり返すことだ。
そして、そこでの失敗を経験という財産に変えていくのだ。
「マネジメント」で有名なドラッカーは、次のように言っている。
「間違いや失敗をしたことのない者だけは信用してはならない。
そのような者は、無難なこと、安全なこと、つまらないことにしか手をつけない。
人は優れているほど多くの間違いをおかす。
安全や無難なことを目指すなら、何もしないことだ。
何かにチャレンジすれば、何回かは必ず失敗する。
人間がやることで、100発100中の成功など、この世にありはしない。
失敗を恐れない勇者だけが、成功を手にすることができるのだ」
成功する為にすることは失敗です。
大事なのは諦めずチャレンジし続ける事。
間違えても間違えても、腐らず逃げず負けずに前を向いて立ち上がる事。
それが成功への近道なのだと思います。
今現在の頑張りや失敗は、必ずこの先の道での大きな幸せや成功の糧になる。
そう確信しながら、この多忙な季節を前へ前へ一緒に進んで行きましょう。
本日もHOMEにお越し頂きありがとうございます。
失敗は怖いけど、失敗しないほうが怖いというお話。