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四季の旅写真Gallery Annex

次の季節に出会う旅③(秋の北海道)

2019.10.23 14:54

北海道は特別な場所なので、写真はできる限り素直に撮ります。素直に撮るとは、流行に左右されず、技巧に溺れず、長い年月が経って、あのときはこんな感じだったねと、昔を懐かしく思い出せる写真を撮るということです。秋たび北海道の最終日は、極上の秋晴れ。素晴らしいフィナーレだったことを後日思い出せるように素直に撮れたでしょうか。

生田原ノースキングに泊まって、聖地常紋峠は、鉄たびの王道です。紅葉で混雑が予想されたので、白滝発祥の地など他の撮影地はパスして、朝はここ(常紋)一本に絞り、張り切ってダート道を走りました。

到着したのは日の出前。木々の紅葉はピーク。先客は1台だけ。始発の普通列車に続き、上りのオホーツクが通過する頃には、木々に日が当たり始めました。

そして、9時近くになって(時変のため30分遅れ)、本命石北臨時貨物がゆっくり峠道を登る頃には、(平日にも関わらず)車は10台以上。熊さんも逃げ出す賑わいです。

生き物のようにゆっくりと力強く。側面にも光が当たる勝負カットです。赤スカです。

何と、トップナンバーでした。縁起良しです。紅葉ピークの常紋峠は初めて。感動&満足な朝でした。

夜明け前からここで3時間。余韻で、次の特急オホーツクを撮って、山を降りました。そして次の場所へ向かうはずでしたが、、、、、。

山を降り、10キロほど走り安国駅付近のセコマで朝飯買おうと車を降りた時、カメラ機材や貴重品などを入れたリュックがないことに気づきました。慌てて、再び常紋峠に戻り、カメラを構えていた場所に行くと、リュックはありました。ヤレヤレです。これも老いでしょうね。無駄な時間を費やし、Rさんには大変申し訳ないことをしてしまいました。そんなわけで、これは、お口直しに生野駅で撮った1枚です。

さらに走ると、右手に広大な「黄色」が見えました。行ってみるとキガラシ畑。「常紋に戻ったお陰で、素敵な風景見つけられましたね!」と慰められながら撮りました。

丸瀬布では、雨宮21号に会いたかったのですが、平日のためお休み、代わりにこの直線で紅葉キハを撮り、紋別道に乗りました。

途中、奥白滝の道の駅で、コーヒーブレイクし、一路美瑛へ。

「冠雪の大雪山がバックミラーに見えます。」のRさんの一言で、急遽、愛別インターから愛山方面に戻りました。北海道最高峰の大雪山。前夜の冷え込みで雪の面積が一気に増えたようです。紅葉とのコラボで、素晴らしい1枚となりました。

再び高速に乗り、美瑛に着いたのは16時前。十勝の山々はしっかり見えています。恒例、千代ヶ丘のポイントから、富良野線と美瑛冨士&美瑛岳。良いですね~と満足交換。

お腹は空いていましたが、日が落ちないうちにと、美瑛を象徴する就実の丘から十勝岳。絵葉書的ですが、とにかく素晴らしい眺めでした。

左から、オプタテシケ~十勝岳まで、十勝オールスターズ

大雪山(場所が違うと、異なる山容です)が夕日でほんのり染まってきました。秋の夕暮れは早いです。とくに北海道は。旅のエンディングが近づいてきました。

フィナーレの丘は、白樺のシルエット

素敵な4日間でした。また逢う日まで北海道、そんなに遠い先ではないけれど、、。

台風19号の甚大な被害、被災地の日常が早く正常に戻るようお祈りいたします。

台風被害で大変な時期でありましたが、楽しみにしていた秋の旅、予定通り行かせてもらいました。台風のなか留守をさせた配偶者には大変申し訳なく、趣味の世界の理解者であることに感謝です。そして、4日間同行いただいたRさんありがとうございました。また旅を企画していただいたにも関わらず急用でご参加できなかったNさんの旅程変更の神対応に感謝です。長いアルバムを見てくださりありがとうございました。