生活のなかの印伝
印伝に対する愛情が、不定期的にぶぁ〜っと湧きます。
甲州印伝の「印傳屋」さんのものが大好きなんです。
使い込むと、ベルベットのように柔らかくなって温かみが出る。
それでいて丈夫で、ぜんぜんヘタってこない。
ところどころ漆がはげても、マイ印伝な感じが出て、ますます愛着がわく。
気がついたら、いくつもの印伝小物を毎日のように持ち歩いています。
私のお気に入りは、同じ柄を色違いで持つこと。これがなんといっても可愛い。
一番のお気に入りはエレファント。
赤いキーケースは触らない日はないし、
紺色の合切袋は、それこそ一切合切詰め込んでしまう。
名刺入れや、ICレコーダーを3つ運ぶのに使っているポーチは
大事な仕事道具。
コインケースにはドライアイ用の目薬が入っていて、これも欠かせない。
先日、この合切袋をぶら下げて美容院に行ったら、
20代の若い美容師さんが、
「しぶっ!! でも可愛い!!」
と反応していました(笑)
菱菊は、私が最初に印伝にハマるきっかけとなった模様。
お財布、口紅をいれたポーチ、イヤホンをいれた小さなガマ口も、いつも持ち歩いている。
以前は、黒字に赤漆の菱菊模様がついた合切袋とポーチも持っていたんです。
さらに今では見かけなくなったさくらんぼ柄のお財布も。
ところがある日、それらを入れた革鞄の中に(!)、
私の猫が思いっきり粗相をしました。
猫のおちっこは、ものすごい強烈な匂い。
慌てて熱湯で洗ってしまったら、ぎゅ〜〜〜っと印伝が縮んでいきました(笑)
お財布は完全にダメになりました。
合切とポーチは、匂いが取れて、使えなくもないんですが、
縮んだままお蔵入りです。悲しい。
この乙女チックな合切袋は小ぶりで、カメラを入れて持ち歩いたりします。
そして、最新(今朝!)入手したのは、
深緑と白い野菊がなんとも愛らしく風情のあるティッシュケース。
もう何年も何年も、印伝のティッシュケースが欲しかったのだけど、
気に入った柄がなかなか出なくて。
先日、銀座に実店舗もある池田屋さんのウェブショップをふと見に行ったら、
こんな素敵な柄があるではありませんか!
なんと限定復刻とのこと。
合切袋もお揃いでほしかったけれど、残念ながら売り切れ。
お問い合わせをしたら、もう生産される予定はないとのこと。
ショックすぎる...
印伝はこうやって突然、素敵な柄が復刻されたり限定発売されたりするので、
油断も隙もありません(笑)
定期的なチェックを怠ってはいけないわ!
でも丈夫でヘタらないから、ひとつをずっと使ってしまうんだけどね。