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BSC_Radio TOKYO

KURO「RADIO NEXUS」10月23日放送後記

2019.10.25 03:00

いよいよ明日(10/26)はナゴウィン!

RADIO NEXUS、水曜日を担当するKUROです。

さて、今回番組の冒頭で朗読したのはこちら。


【失ってきたものの記憶が、今となっては逆に僕という人間を底から温めてくれているからだと思う】

(村上春樹『村上ソングス』より)

先日亡くなったイラストレーターの和田誠がアイデアを提供して、

それを村上春樹が実現したという音楽好きにはたまらない一冊です。

膨大な村上春樹のレコードコレクションから、特に思い入れの深い楽曲を本人がセレクトし、

その一曲一曲にまつわる素敵なエピソードが収められてあります。

実際に曲を流しながら読むとマジで最高ですよ。ジーンとします。


未来に残したい本、題して『BOOK TO THE FUTURE part 2』では、

竹内真の『図書室のキリギリス』を紹介しました。

本作は“学校司書”という、ちょっと亜流な仕事に就く女の子が主人公です。

まさか資格のいらない司書があるとは知りませんでした。

そこでユニークな高校生たちと繰り広げられる謎解きや交流がとてもいいです。

詳しくは、書評サイト『シミルボン』にアップしたので良かったら読んでみて下さい。

https://shimirubon.jp/columns/1697204


大好きな作家さんで、過去に『イン・ザ・ルーツ』という、

ジャズトランぺッターのお爺ちゃんを巡るお話が本当に面白くて、それ以来ハマっています。

こちらもいつかご紹介したいです。


自分の音楽的ルーツを深堀する『BACKGROUND MUSIC』では、

Sammy Davis Jr.を紹介しました。

歌手、俳優、タップダンサーでドラマー。こういう人を本当の“芸人”というのでしょうね。

三歳くらいから父親とステージに立ち、ダンスレッスンを受け、

ボードヴィルという、いわゆる演芸場みたいなところをどさ回りしていました。

子役スタートいう意味ではマイケル・ジャクソンと似ていますね。

稀代のエンターテイナーです。しかも、ユダヤ人と黒人のハーフなので、

並みじゃない試練が何度もあったと思います。それと闘い、乗り越えてきたんですね。

彼がいなければの今の音楽マーケットはないので、先駆者はやっぱり偉大です。


今日のBから始まる『B-STYLE』は、Border Lineでした。

怒りのボーダーラインということで話させてもらったのですが、普段の僕は意外と鈍くて。

あとから思い出して「よく考えたら腹立つな」となることが多いです(笑)

ただ、接客が悪い人はちょっと嫌ですね~。 あれは、小さいことじゃない気がする。

まあ「人の振り見て我が振り直せ」なんで、自分も気をつけないといけないですね。


さて、次回放送は10/30(水)

(今回のディレイ放送は11/2(土)15時から!)


あなたの貴重な一時間が、僕のラジオを通してまた素敵になりますように。

これからも音楽や本が楽しく響いてくる番組を目指します!


KURO


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