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【設備・建材基礎知識】夏の日差しは窓の外でカット(日よけ)

2019.10.31 03:00

夏場、室内を冷房で冷やしても、窓に直射日光が当たれば室温はグングン上昇する。夏の日差しは窓の外でカットするのが有効だ。

夏の日差し対策 ポイントはこれ!


◆窓に直射日光を当てない

夏場に室内が暑くなるのは屋根や外壁、窓などから熱が入り込むから。中でも窓などの開口部から入り込む熱の割合は7割を超える。室温の上昇を抑えるには、窓に直射日光を当てないことが大切だ。


◆シェードで日射の9割を防げる

単板ガラス(1枚ガラス)に直射日光が当たると、熱のほとんどが室内に入ってしまう。しかし、窓の外にシェードを付ければ、日射の侵入は1割程度までに抑えられる。


◆冷房費を節約 熱中症対策にも

メーカーの試算によると、シェードを取り付けることで年間の冷房費の30%~50%、3,000円~1万円程度を節約できる。床や家具の日焼け防止や熱中症対策にも有効だ。


◆使い勝手に合わせて日除けアイテムを選ぶ

日よけにはシェードやオーニング、ひさしなど様々なアイテムがある。雨よけや目隠しの機能が必要か、設置する方角などに応じて選ぼう。


日よけアイテムいろいろ

【提案のひと工夫】

ゼムケンサービス (福岡県北九州市)  籠田 淳子代表

動くものには ビビッドカラーを 

カーテンやシェードが、風でサラサラと動くものの場合、赤や青などビビッドカラーの様な「少し派手すぎるかな?」と感じる位、大胆な色を入れるのをオススメしています。昼は適度に日差しを遮り、夜は家族団欒の温かい灯が仄かに浮かぶ様な…昼と夜の違う顔づくりになるご提案をしてい ます。例えば、通常はシアーカーテン(薄地の透け感のあるもの)の上(部屋側)にドレープカーテン(厚地のもの)を重ねますが、重ね方を逆にする方法もオススメしています。この方法は、最 近ですと美容院やエステサロンなどの 店舗や高級マンションに取り入れられています。使い方は、普段のカーテンの使い方と変わらずです。昼間はレースのカーテン1枚を、夜はレースを通し て見えるドレープの色柄の透け感を楽しむことができます。この時に大切なのが、部屋の色との調和です。一般的にベースカラー:アソート:アクセント=7:2・5 :0・5 の配色がいいと言われています。掃き出し窓などは、色の割合が大きくなるので注意が必要です。