～ショパンの肖像、～ポーランド貴族のレンビエリスキとレンビエリスキ～

ラージムンド・レンビエリスキ（1775年3月23日-1841年2月12日）

ポーランド貴族、ポーランド軍将校

彼はワルシャワで生まれました。

彼の父スタニスワフ・レンビエリスキはウィスコンシン州で、1764年と1766年にヴィスワの国会議員、議会日記の作成者、スタニスワフ・アウグスト・ポニアトフスキ王の秘書でした。

彼はポーランドの貴族であり、政治活動家でした。彼の父親は、ポーランドのウッチ県クトノ郡クローニェヴィツェ村と北東ポーランドのポドラシェ県ウォムジャ郡ギェウチン村を所有する貴族でした。彼の家柄は、ポーランド貴族の士族であったため、彼は、1788年–1792年ワルシャワの士官学校で学んで卒業しました。

彼は、コシチュシュコの蜂起に参加しました。（コシチュシュコの蜂起は、1794年にポーランド・リトアニア共和国で発生した、ロシア帝国・プロイセン王国に対する反乱）

ポーランドの没落後、彼は独立組織のメンバーになりました。

ナポレオン・ボナパルトのフランス軍が占領下のポーランドに入ると、彼はビャウィストクとショムシャでポーランドの政権を組織しました。

彼は、1798年にポーランド共和党協会を共同設立し、ウッチ近くの繊維産業の建設の主要な推進者の一人でした。

1816年9月8日彼は、マゾビエツキ県の政府委員会の委員長に任命されました。

その年の12月、レンビリェスキ夫婦は離婚しました。離婚契約の結果、レンビエリスキ夫人はクロスノの財産と持参金として受け取った夫の財産を保持しました。1819年に彼はアントニーナ・ネ・ヴェルツと再婚しました。

彼は1818年、1820年、および1825年にポーランド議会ポーランドの議会の下院および、セイムの元帥のメンバーでした。

彼は11月の蜂起（1830年11月29日 – 1831年10月21日）に参加しました。

彼は1830年12月4日にマゾビエツキの市民団体への訴えで蜂起を支持し、ロシア帝国軍に対して武装行動を起こすよう促した。1831年1月14日、彼は軍事ニーズ委員会のメンバーに任命されました。彼は、腐敗、落胆した指導者自身の利益とマゾフシェ貴族の不本意を気遣って、彼は彼が持っていたすべての地位を辞任しました。

そして、彼は妻と息子たちとともにドレスデンに行き、蜂起が終わるまでそこにとどまりました。

 11月蜂起の崩壊後、ロシア皇帝ニコライ1世は亡命者が帝国の国境外でポーランド人が子どもたちを教育することを禁止しました。その結果、彼はポーランドへ戻りました。そして、彼は、1932年1月31日にマソヴィエ・ヴォイヴォデシップ委員会の委員長に再任されました。

11月蜂起の崩壊後、彼は、11月蜂起に関与したポーランド貴族と参加者の全ての財産を没収するためのニコライ1世の命令を実行に移することを拒否しました。

彼はロシアとの関税障壁に反対し、1815年のポーランド王国憲法を引用して、1832年8月に解雇されたカロルト・ルザスコフスキとマリア・ヴィルテンベルスカの資産を没収しませんでした。彼は、その後、25年の事務作業の退職年金を受ける資格がありましたが、彼はこれを放棄しました。

彼はすべての事務所から解雇と、政権で働くことから生涯禁止されました。

彼は、数多くの経済、農業、社会政治の著作物の著者でした。彼は1841年2月12日にポーランド北東部のポドラシェ県のウォムジャ地区で亡くなりました。

⁂ショパンエピソード⁂

ラージムンド・レンビエリスキは甥にアレクサンドル・レンビエリスキがいました。

アレクサンドル・レンビエリスキ（1800年頃の生まれ-1828年）は、作曲家でピアニストでした。そのアレクサンドル・レンビエリスキがショパンが15歳の時、ワルシャワにパリから帰って来て演奏をしたことがありました。

ショパンはラージムンド・レンビエリスキのことを委員長と呼んで、アレクサンドルのことを「委員長の甥がパリからワルシャワに来た」と言いました。

ショパンはパリで活躍しているアレクサンドルの演奏を「僕が今まで聞いた誰よりもいい演奏だった。ワルシャワでは何も聴いことがない僕たちのような人たちにとっては娯楽でした。彼はプロではなく、アマチュアとして出演していた。

彼の演奏はよどみがなく、素早く、…一つだけ言っておきますが、左手は右手と同じくらい頑丈です。」このように15歳のショパンの目には映ったようでした。ショパンとアレクサンドルは友人でした。

アレクサンドル・レンビエリスキはラージムンド・レンビエリスキに曲を献呈しました。その他、彼は主にラジヴィウ公の妻に曲を献呈していました。ショパンとは一緒に演奏したこともありました。アレクサンドル・レンビエリスキはフレデリックが16歳の頃ショパの家に頻繁に来ていました。しかし、彼は1828年に早世したため、ふたりの友情は続きませんでした。

ラージムンド・レンビエリスキの肖像