13.『The Ride』公式ホームページと関連記事
映画『The Ride』の公式ホームページである Third Reef Pictures のサイト ( http://www.thirdreefpictures.com/ )は、残念ながら閉鎖された模様ですが、幸いにもアーカイブサイトでその内容を見ることができます。
アーカイブサイト: https://web.archive.org/web/20181102055915/http://thirdreefpictures.com/
また、映画制作の途中状況や、初演の時の様子を伝える記事は現在も読むことができます。
2001/06/05: Honolulu Star Bulletin (日本語訳) … 映画の制作状況を伝える記事
「地元で育った映画監督。サーフィンの魂へ再接続を試みる」
ネイサン・クロサワ監督はハワイ・カイザー高校の卒業生。ロサンゼルスに住んでいたが、地元に帰ってきて、現在オアフ島で初の長編映画『ザ・ライド』を撮影中。
主演はハワイ大学でドラマを学ぶ学生のスコット・デイビス。カリフォルニアのプロサーファーを演じる。ヒロインのレフア役は地元のモデル、メアリー・パアラニ。有名になる前の若きデューク・カハナモクを演じるのはショーン・カアワ(地元のミュージシャン)。
100年前のハワイを再現するため、1900年代初期の衣装や、非常に重い木製のサーフボードを製作した。
2003/10/27: Honolulu Star Bulletin (日本語訳) …映画初演の直前の記事
「タイムトラベル。映画監督ネイサン・クロサワ、サーフィンの真の精神を探る」
今週末、2003年ハワイ国際映画祭でついにデビューする。ワイキキのクイーンズサーフビーチで大画面に投影される。
クロサワ監督はずっと地元のキャストとクルーでサーフィンをテーマにした映画を制作したかった。 タイミング良く、ロサンゼルスで映画俳優組合と作家ストライキがあり、仕事を保留していた 「パールハーバー」「ウィンドトーカー」の製作クルーを集めることができた。
1911年の感じを出すため、長くゆっくりとした流動的なカメラの動きを強調した。現代のシーンはカリフォルニア州ハンティントンビーチで撮影され、より速いペースで撮影した。
2003/11/2: Honolulu Advertiser (日本語訳) … 初演の模様を伝える記事
「ビッグサンセットの観客は『ザ・ライド』の初演を見ます」
昨夜ビーチで開幕したハワイ国際映画祭。その大きなプロジェクターには5,000人を超える人々が押し寄せ、そこで映画『ザ・ライド』が初演が行われた。
初演女優のパアラニ:「すごい群衆です。みな大きな期待を抱いていましたが、これほどとは思ってませんでした。道路が見えないほどです。」 伝説のサーファー、デュークの像からさほど遠くないワイキキビーチで上映されることに、「すごい。パーフェクトです。」
物語の舞台であるワイキキビーチでこの映画を鑑賞するのは格別な体験だったでしょう。映画はこのハワイ国際映画祭で最優秀観客賞を受賞しました。
他にも興味深い記事が残っているので、またあらためて書きたいと思います。