English lesson 06 英会話上達のための王道
I’ve missed 9,000 shots.
I’ve lost more than 300 games.
I’ve failed over and over and over again.
That’s why I succeed.
Michael Jordan
シュートは9,000回以上も失敗した。
試合には300回以上も負けた。
何度も何度も何度も繰り返し失敗した。
だから俺は成功するのだよ。
マイケル・ジョーダン
英会話が上達するにはどうしたら良いのですか、といった質問を大勢の人達から受けます。
その時に私は反復練習が一番大事ですよという話をするのですが、その重要性が全然伝わっていないような印象があります。
語学の習得は、学術研究というよりもスポーツに近いように思えます。
一緒に英会話の指導に取り組んでいる米国人の先生も「muscle training(筋力トレーニング)」と良く言っています。
単純に英文の意味が分かるというだけでは全く不十分で、いつでも自分でスパッと言える必要があるのが会話で、単に意味が分かりましたという程度では実際の会話の時には全く声に出せない場合が多いからです。
ようは知識を習得しましたというだけでは使い物にならず、自分の声を出して初めて会話になるからということです。
では実際に自分の声でいつでも言えるようになるにはどうしたらよいかというと、数十回、数百回にわたって反復練習が必要になります。スポーツ選手が一つのテクニックを身につけるのに、何度も同じ動作をして技を磨いていくのと同様です。
英会話のレッスンはどちらかというと練習というよりも「練習試合」のようなもので、練習せずに練習試合ばかりやっていても実力はつきません。
ではレッスンに参加するのは無駄なのかというと、そうではない。レッスンに参加することでわからないことをわかるようにする、自分と同様の志を持つ参加者達と一緒に練習した成果を試すことができるという意味がもっとも大きいと思います。
逆に自宅学習では、リスニング、スピーキング、リーディング、ライティングといった作業を地道に何度も何度も反復練習することが、結局は一番の近道であり王道でもあると思います。