羊肉料理@台湾あれこれ

台湾では羊肉と書いてヤギ肉を差します。沖縄でも食されているヤギ肉、温かい場所で育っているせいか脂肪分が思うよりも少ないです。それが証拠に写真のようにスープに入れてもそんなに脂肪が浮いていませんよね。

台湾の街角の羊肉専門料理店では、いろんな食べ方で供されています。一番ポピュラーなのはこちらのスープ、羊肉湯です。当帰などの漢方素材と煮込んだ黒っぽくて甘いスープが一般的ですが、もっと白っぽいスープもあって漢方味が苦手な人はそちらをどうぞ！生の赤身肉の薄切りに暑いスープをじゃーっと注いで出来上がり。テーブルにもって来られる頃にはお肉全体に火が通るところはベトナム料理の牛肉のフォーと似ています。本来の具はお肉のみ。私は添えられてくる針生姜をトッピングしています。お肉には針生姜と甘いお醤油ダレをつけて食べてもおいしいです。白いご飯が進みます。ちなみに台湾の白ご飯は、東南アジア一帯でつくられているぱさぱさした長粒米ではなく、日本統治時代に品種改良された蓬莱米という短粒種なので、日本人にはなじみのご飯です。台湾料理が日本人に愛されるのもこの白ご飯がいつもと一緒っていう要素が大きいと思います。

今回は食べなかったのですが、麻油羊肉（ヤギ肉のごま油炒め）というのは、シンプルにお肉をたっぷりのごま油と生姜で炒めただけというお料理。香ばしいごま油でさらに白ご飯が進むという悪魔的なお料理です。

旅行に行かれたら、日本ではなかなか食べる機会のない羊肉＝ヤギ肉にも挑戦してみてくださいね。