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梨の日

映画『アイネクライナハトムジーク』

2019.10.02 14:59

映画『アイネクライネナハトムジーク』


監督:今泉力哉

原作:伊坂幸太郎

出演:三浦春馬/多部未華子/

矢本悠馬/森絵梨佳/

恒松祐里/萩原利久/八木優希/成田英基/こだまたいち/

MEGUMI/柳憂怜/

濱田マリ/

中川翼/祷キララ/

藤原季節/伊達みきお/富澤たけし/

貫地谷しほり/

原田泰造





私の好きな斉藤和義さんが、伊坂幸太郎さんへ歌詞の依頼をしたのがキッカケで生まれた短編小説。

そして歌の『ベリーベリーストロング~アイネクライネ~』。

原作は未読。



経緯を知らなくて、帰り道に『ベリーベリーストロング』聴いてびっっくりしてた。

映画まんまじゃないの!どゆこと?!

混乱しながらめっちゃ足元るんるんだった。好)



ゆきのが主演の『愛がなんだ』からの今泉監督新作。


前作に比べたらマイルドになってる感覚はきっと、客観的に“超こじらせ”ちゃん(君)がいないから、って点なのかな。


今泉監督作品だとつい、“こじらすぎた人”を求めちゃうけど(刺さるもんだから…)。


どこかにいそうな人たちが主役。

なんならちょっとしたオムニバス的な。

『ラブ・アクチュアリー』的な仕組みが大好きな私には、後半、怒涛の絡まりに超興奮。笑)



今の若い子は…とか、

おじさん、おばさんめ、とか


世代でいつも自分たちとズレてると皆んな口にするけど。

どの世代もどの時代で言ってるんだよね。


どこかで誰かと出会って。

まるで糸が絡まり、ほどけて、またどこかで結ばれてゆく。

この繰り返し。



今まで出会ったあらゆる人たちの顔が浮かんでは、なんだか心がピンク色に染まってゆくようで。

(エロい方じゃなくて)


恋しい時に、昔好きだった人がつい浮かんでしまうのは、んん、未練とかじゃなくて、多分とても恋感情があったから懐かしく浸りたくなるから、なんだよ。


つまりは、恋させてくれて良かったよ、

ついでに、君でよかったよ、

なんてことまで思わせてくれたり。



前作の発狂するほどの「わぁぁぁかるぅぅうぅ」という角度とは違って、

でも共通してるのは、

“それでいいんじゃない?”

なんて、背中をポンポンしてくれるような感じ。


「愛がなんだっていうんだコレでいいじゃないか」

「出会えたのが君でよかったのならソレでいいじゃないの」


温度は全然違うのに、何故だか思ったよ。



ただ、触れた糸を結ぶには、やっぱり最後は自分から行かないと、って勇気も、ほんのりもらったり。



出会った人にはいつも恵まれてるなぁと思って生きてきたから。

じんわり。




原田泰造さんには本当泣いた。爆)

哀愁というか、、まさに“普通のお父さん”であり、“普通のサラリーマン”であり、“いち男性”で。


キャラ濃くしようと思えばえできるのに、絶妙で最高のバランスのリアクション。

落ち込んでる状況から懐かしさ、嬉しさ滲む表情にノックアウト。


もうう好き好き本当ファンです惚れる。涙)



これから出会う人、または作品に、

優しい気持ちで「はじめまして」が言えそうです。






私が恋愛ものやると、幸せにならんから…羨ましいや。。←


都合のいい女、2番目の女。

元彼のセフレ、成就しない恋心、愛人、恋人殺され自分も命を絶つ…。


恋愛ソング聴きながら書いてて思わず手が止まるわ。白目)




恋したいなぁ ←今泉監督作品観ると結局こうなる。





映画の中のお部屋に感化されて、

緑に誘われてフラーっと入ってみたお店。





いい出会いがいっぱいでした。

こういうの、いいですね。




次の日には、これまた 感化されて




ポトフ(もどき)


作ってた。


余韻が続く映画って、楽しいね。