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メイクのお店 salon aim

時間が経ってわかること

2016.04.14 16:55

私はサロンを始める前からヘアメイクを教える仕事を続けています。

学生に教えるというスタイルから、一回でもメイクの技術に触れて欲しいという気持ちで東久留米のサロンを出しました。


教えるということ、技術を相手に伝えること、

はたくさんの教育の中でもとても長期的な部類に入ると思います。

5、6年前に教えた生徒と現場で会って、いま私の職場に引っ張ってきて一緒に働いてくれています。


去年出張に行った現場で名刺交換をした際に、《やっぱり松本先生ですよね??生徒で教わってたんです!》と伝えていただいた時、とても嬉しい気持ちになりました。

同じ舞台で出会えたこと、メイクを続けていたこと。

感激しました。



そして昨日、新しく事務所に入ったスタッフをみっちり2時間教育をしたあと、始めての講義だったのでフォローも含めてもう一人の後輩を連れてご飯に行きました。



左側の方が新人さん、右側が勤務2年目の後輩です。


何気なく撮ったこの一枚でしたが、

今ふと考えた時、実は右側の後輩は去年こっぴどく叱ったことがありました。

《やる気がないならもうメイクをしなくていい》

《今から許可するまでお客様には入らせません》

《誰が何のために今あなたにお金と時間をかけてるかもう一度考えなさい》

上記を文章以上に皆の前で本人にきつく言いました。


私も後輩や生徒とあんなに叱ったことはありませんでした。若い彼女はこのまま辞めてしまうのではないかと社長に報告をするほどでした。

人格は素晴らしいからこそここで安穏として欲しくない、もっと向上して欲しいという気持ちがうまく伝わったのか、しばらく私はモヤモヤしていました。


そんなことがあったのに、今わたしの目の前でそんな彼女が新たな後輩を指導してくれているのです。


私が教育という単語を使うにはまだまだではありますが、教育とはなんて素晴らしいことなんだー!


思いを誰かに、後輩に伝えることはなんて素晴らしいんだ…と

ジーーーーーーーーンとしています。


あの時あんなに叱ったのにめげずにヘアメイクを頑張り、一緒にいてくれていることを感謝しています。


これからもヘアメイクを通して気持ちを伝えていくことを続けていきたいと感じた今でした。