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読響 第557回 下野 竜也(指揮)

2016.04.15 00:02

読響 第557回を聴きました。今シーズンも同じ席です。

下野 竜也(指揮)

1曲目、池辺晋一郎:多年生のプレリュード

初めて聴く曲です。

2曲目のベートーヴェンとの対比ですね。

この2曲は、3拍子と4拍子の性格が全く逆。

池辺は4拍子が安定感があり、癒やし的な感じ。3拍子はエネルギッシュだったり、不安定だったり。

ベートーヴェンは高級感のある3拍子。緊迫の4拍子。挑発的。

中入り後、フィンジ作曲 霊魂不滅の啓示

これも初めて聴きます。

テナー独唱と合唱付き。

テナーのロビン・トリッチュラー。声量と明瞭度が不足気味。

コーラスも含めて歌詞が聞き取れない。

40分以上の長い曲ですが、変化もあって聴き応えのあるものです。

1曲目が終わったところで、作者池辺晋一郎氏が客席から舞台上に呼ばれ拍手を受けました。

ジョークを一つ言って欲しかった。

まとまりのないプログラムですが、下野竜也が振るとまとまりますね。安定した指揮ぶりです。オーケストラもこの指揮なら自然と合います。小柄で腕も短いですが、上体が安定していて、棒が見やすく、オケ受けする指揮者です。

指揮台上に立つ下野よりテナーのほうが背が高かったような。

読響 第557回

下野 竜也(指揮)

ロビン・トリッチュラー(テノール)

二期会合唱団(合唱)

池辺晋一郎:多年生のプレリュード

ベートーヴェン:交響曲第2番

フィンジ:霊魂不滅の啓示