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脳の使い方

2019.10.29 08:09

 余計なことに脳を使うことで、やたらと脳を疲れさせてしまったり、集中したいことに全力を注げずに楽しめなかったりすると、あまり面白くないですよね。今回は、上手い脳の使い方について考えます。



  まずは、やりたいことを明確にしましょう。あれもやりたい、これもやりたい、と悩んでいるとどれもなかなか始められません。とりあえずやりたいことをひとつに絞りましょう。決められない場合は、一番簡単そうなものを始めた方が挫折しづらくていいかもしれません。  


 次に、やることを減らしましょう。複数のことを同時進行でやろうとすると、脳の切り替えで疲れてしまい、集中が切れやすくなってしまいます。同じような作業はまとめてやった方が、作業の効率が上がるでしょう。焦らずにひとつずつ終わらせていきましょう。


  そして、覚えることも減らしましょう。たくさんのことを無理に一気に覚えようとすると脳が混乱しやすいですし、シンプルな方がミスも減ります。例えば、嘘をつくとそれだけ多くのことを覚えている必要性が生じてしまうので、余計な嘘はつかないようにすることが大事です。無理に覚えていようとしないで、忘れそうなことはメモしておくのもいいかもしれません。


  また、考えることを減らすのも大切です。いちいちその場で考えるのはとても時間がかかり、疲れることです。もちろん、その方が臨機応変に最善の行動をとりやすいというメリットもあるかもしれませんが、脳の余裕がなくなったり、時間に追われて焦ったりすることでミスしやすくなるというデメリットもあります。最善の行動でなかったとしても、迷った時にとりあえずの選択肢として、何もしないよりはましな行動をあらかじめ決めておくとよいです。例えば、相手と何かしらのコミュニケーションをとって仲良くしたいときに、無視するよりは「どうも」などの挨拶をした方がましだと思えば、それを選択肢として持っておくと焦って変なことをせずに済みます。


  最後に、脳を上手く使うということも意識してみましょう。例えば、ワーキングメモリーを増やしておくと、効率的に物事を処理できるようになります。ワーキングメモリーとは、一度に処理できる情報の多さのことを言います。例えばピアノを弾くとき、ワーキングメモリーに余裕がないと片手で弾くだけでもいっぱいいっぱいかもしれませんが、余裕があれば両手ですらすら弾くことができるでしょう。この能力をピアノなどであらかじめ鍛えておけば、他のことをする時も作業が捗るはずです。また、何もしない時間も大事です。何か特定のことをしている時は、その部分しか脳を使っていないので、あえて何もしないでぼーっとする時間を作ることで、脳全体を使うことができ、何か新しいことを閃きやすくなるでしょう。



  今回は、脳の使い方について見てきました。余計な事に対する脳の負担を減らして、必要なことに全力を注げた方が楽しいですよね。こういうことを意識して、より充実した人生を送れるといいですね。