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「第二の家」ブログ|藤沢市の個別指導塾のお話

受験を超えた学びへ。「中学見て学ぶ国語」のご紹介

2019.11.17 15:05


こんにちは、教材好きの勉強犬です。ビックカメラ8階のジュンク堂書店の教材売り場でウンウン唸っている人がいたら僕の可能性高いです。静かに見守ってあげてください。


「受験はもちろん、日本を語れる大人になろう」


そんなキャッチコピーの元、日本という名の教養が盛り沢山の本がこちら、『見て学ぶ国語』です。それこそジュンク堂書店で見つけました。

○知っておくべき国語の知識を深められます。国語を学ぶ上で必須の知識はもちろん,その背後に広がる豊かな世界に触れることで,学習内容に対する興味・理解がいっそう深まります。 ○日常学習から最難関入試レベルまで対応しています。高校入試で出題される、標準レベル(公立高校)から発展レベル(私立難関校)の国語の知識事項問題に十分対応できる内容になっています。 ○系統立てて知識が整理できます。網羅的な知識事項、教養的内容を系統立てて整理した構成になっています。また、関連したページを示すことで、より深い知識を得られるようになっています。 ○日本文学史に関するトリビアクイズで国語への知的好奇心を高めます。


受験研究社さんの自由自在シリーズの一つですね。ちなみに、右下にある受験研究社さんの騎士のマークには、「中世の騎士が主君に忠実であったように、 増進堂・受験研究社の出版物は内容・制作・価格などあらゆる点で読者に忠実であること」という想いが込められているそうです。


その受験研究社さんが、「受験はもちろん、でもそれだけじゃない」と言って送り出した本ですから、中身がすごくないわけがありません。


内容としては、「知識探求編」と「言語編」に分かれており、「知識探求編」では国語学習の基礎知識や国文学史などの国語知識、言語編では文法や漢字・語句の知識事項がこれでもかというぐらいに詰まっています。


気になる方も多いと思うので、大枠の目次を記しておきましょうか。


知識探求編


言語編



「知識探求編」の最初の項目が、「日本の四季」です。この本の熱量がわかるかと。春夏秋冬の年中行事や植物などが写真付きで和歌とともに説明されています。


「読解のための基礎知識」では、古文や漢文などの読み方、文法、そして評論に使われる「アナロジー」や「コンテクスト」、「バイアス」などの言葉が、時に図付きで説明されています。


ページ的にも一番割かれている「日本文学史」のコーナーは、文学作品について触れるだけでなく、当時の背景や暮らし、衣服や生活などにも着目し、その根底から説明してくれています。近代文学では、作者の顔写真付きでその人となりやストーリーも併せて紹介。読み物としても面白かったです。文豪相関図や生没年表も一見の価値あり。歴史上の文豪たちだけではなく、『かがみの孤城』の辻村深月さんや『みかづき』の森絵都さん、心理学の河合隼雄さんや池上彰さんなども掲載されています。これを見た後だと、外国文学編や伝統芸能編は少し物足りなく感じるかもという厚さです。


本書の配分を見ても、言語編より知識探求編に力が注がれて作られた本のイメージですね。写真やイラストも豊富です。後半の言語編はちょっと教科書チックですが、綺麗にまとめてくれています。


なかなかヘビィな本ですが、幸いうちの生徒たちは国語好きが多いです。教室に置いてありますから、自由に手に取ってみてください。知る喜びに出会えると思います。



本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。

学ぶことは、面白い。