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森のようちえん  こそあどの森

台風19号で実家が被災

2019.11.02 13:58

まさかの台風で、川の堤防が決壊。実家は床上浸水。。

長野は、山に囲まれているから台風で学校が休みになったこともなかったし、そんなに影響を受けた記憶がない。だけど、今回の台風で大雨、千曲川が氾濫。実家の近くの小さな川もあふれ、家は床上浸水。

私にとっては、初めての身近な災害。送られて来た写真は、目を疑う光景。

こりゃ、大変だ。車は3台とも流され、廃車。

行っても子ども3人連れては、邪魔になるだろうし、と、様子を伺っていたけど、3日経って、

「やっぱり来てもらえると嬉しい…」と、妹のヘルプが。

こそあども、森へ行こうも、ちいさなお庭も、運動会も、ごちゃまぜフェスタも、転勤の子の最後も、キッズガーデンプロジェクトも、いろいろ抱えていましたが、「ごめん!行くわ」と、みんなに任せて、3人連れて実家へ。

そんな状況で、出発前夜、支援物資を夜な夜な持ってきてくださった方や、義援金を託してくれた方、がくちゃんが何回か往復してたので、いろんな場面で募金や物資をを集めてくださって、託してくれた方。ほんとうにありがとうございました。

被災地のいろんな方に届けられました。今後も、長く続きそうな復興支援として募金を役に立ててもらいたいと思います。

現状は、厳しいね。でも、地域やいろんな人が支えて、なんとかギリギリのところで精神を保ちながら、みんな作業してる。

これは、自然災害というより、人災じゃないか?と、言う声も聞いたり。

今年、みんなが反対していたのに、Goしてしまって、大きな道を作る工事の真っ最中。

自然に逆らって、大きな道を作る工事をしていただけに。。その道を作っている川の橋は決壊した。

自然が怒っているようにも、思えるって町の人は言ってたり。。


私たちの自然との共存も考えさせられました。


そして、こういうときに、どう助け合っていくか、いろんな人の関係性も見えました。

子どもたちに関わる人間として、今後どんな子どもたちを育てていきたいかも考えさせられました。

やっぱり、人は1人では生きていけない。

こういうピンチの時に、自分も大変だけど、周りの人のことも考えて支えれるか、どう動けるか、精神を強くもてるか、前を向いて考えていけるか、弱者の声に耳を傾けられるか、めまぐるしい日々を過ごしてきたけど、そんなことを思いながら作業したり、子守したりしてました。


私はまた、愛知に戻っていつもの日々になりますが、被災地の人たちはいつになったら平穏な日々に、戻るのか。


一週間は、気を張って頑張る、二週間目から救急車の音が耐えない、って聞いてたけど、ほんとにそう。

毎日聞きます。

みんな、倒れないでね。


さて、私たちはこれからも、やれることをやっていきます。がくちゃんは12月から毎週長野入りするそうです。


子どもたちの居場所作り、素早い動きで立ち上がっています。

阪神・淡路大震災、東日本大震災と、過去の経験者たちが、作業に追われる大人たちの片隅で、子どもたちが後回しになることを知っているので、遊び場や吐き出す場所の大事さをいち早く現場に伝えて動いています。

避難所にも、子どもはいるからね。


こういう時、今、何ができるかって考えてうごく力、ってのがほんと大きなパワーになることを目の当たりにしました。

行政の対応、やり方を待っていたら、立ち上がるまでに、お腹が減って、体力も気力も失くなって頑張れない、、よ。

というところで、

「炊き出しやるよ!行くから!」って声をあげてくれる飲食店の方がいたり、

「手伝いにいくから!」って、ボランティアに来てくれてたり。

もう、頼るしかないんです。だって、住民みんな被災してるんだから、外部の人に、来てもらえなきゃ、やれないんです。


でも、行政からしたら、「勝手に来てもらって、受け入れて、何かあったらどうするんですか!」「衛生面的に、やってはいけない、お弁当を支所まで取りに来てください」と、なるわけで。車がないのに、どーやって遠い支所までいけるんじゃい!お年寄り多いし。

確かにそうなんだけど、そんなこと言ってられないよ、って思ってしまった。


炊き出しをしてくれた方が、暖かいものを食べてほしい、って気持ちで店を閉めてまで毎食作ってくれる、持ってきてくれる、その気持ちが、ほんとに嬉しいなと思いました。あとで聞いたら、3軒がタッグを組んで作ってきてくれたと思ったら、影で支えてくれた方たちが400名以上も!

炊き出しがあったおかげで、元気になれた、楽しみができたのは間違いない!感謝しかないですね。


だから、みんながうごく力って、やっぱりすごいんだよ。今はSNSがあるから、若者たちはやり取りが早い。うまく使っていて、高齢の独り暮らしの方が大丈夫か見に行ったり、ゴミ出しの軽トラの手配をしたり、すごいなぁと思いました。

若者の力は必要!区長たちは、年だからね(笑)(たまたまうちの父が区長!痩せちゃったよ。だいぶ。。)


長くなりました。もっと伝えたいことはあるけれど、一先ず、片付けは終わって、第二段階の泥だしに移行してきた東寺尾地区です。


みなさん、助けてくださってありがとうございました。これからも続く復興をよろしくお願いします。

泥のにおいは、ほんときつい。


長野は他の地域ももっとひどいところがたくさんあって、私たちが長野の幼稚園に勤めていた教え子宅も何件かあって、心配です。


エミ

新聞に載ってます。住民のように。。

画像載せられないーー(泣)