東京音大芸術祭
学園祭シーズンですね。東京音大も昨日今日が芸術祭です!
東京音大はメインのキャンパスを中目黒(代官山)に移した関係で、芸術祭も初めてこちらでの開催になりました。
池袋キャンパスは駐車場の敷地が広かったので、お店や飲食ができるテーブル、そして大きな特設ステージがひとつの場所でまかなえていましたが、中目黒はそういった空間がなくて分散していました。
(↑この写真は3年前の芸術祭@池袋キャンパス)
池袋キャンパスの芸術祭しか知らないわけで、中目黒のキャンパスの狭い敷地の中でどうやってるのだろうか?という疑問が解消しないまま昨日行ってまいりました。
なるほど、狭いけどお店は出せるのですね。
いつもの食堂をそのまま使っているので、お店との距離が若干離れてしまうけれど、これならいけますね。
特設ステージも用意できないけれど、お店の並びにスペースを確保していて、ここと、屋内の2箇所でイベントを開催していました。
一体感を作るのは難しいけど、分散したぶん、いろいろなところでイベントが開催できて、これはこれで良いのかもしれない。池袋キャンパスは良くも悪くもB館駐車場のところだけで成立してしまっていたので校舎内のイベントが少し寂しかったんです。
さてその中でもやはりトランペット専攻の「津堅亭」には行くわけでして、
恒例の沖縄そばを...と思ったら、なんと中目黒キャンパスではお湯が使えないのだそうです。その対策として、津堅亭は今回焼きそばになっていました。沖縄で焼きそばと言ったら沖縄そばを焼いたものなのです。
んまい。
と、シーサーもそう言ってます。
上手に作れていて、美味しいですのでぜひ。
さて昨日芸術祭に行ったのは、恒例の「芸祭ブラス」を聴きに来たからです。
今年は邦人作品、しかも東京音大に関係のある作曲家の作品を集めたプログラムで、吹奏楽アカデミー専攻でお世話になっている中橋先生の「科戸の鵲巣」や、伊福部昭先生作曲の「SF交響ファンタジー全曲」の演奏。しかも中橋先生の舞台上でのお話もあり、和やかな雰囲気のコンサートでした。
が、演奏者はそうはいきません。科戸の鵲巣もすごいですし、後半の伊福部作品は金管楽器が本当に大変。最後のほうは吹きっぱなしで聴いてるだけでバテました。
そんな難曲が続くプログラムにも関わらずトランペット、とっても頑張っていたと思います。音色もバランスも素晴らしかった。
コンサート後、中目黒駅に向かう途中にジェラート屋さんがあるのが以前より気になっていて、妻と一緒だったので入ってみました(ひとりでこういうお店に入れない)。
目移りする!!!!種類多すぎ!!
ジェラートなのでアイスよりクドくなくて、でも味はしっかりしていてとても美味しかったです。あと店員さん1人だったのですが、ムダのない行きに感動すら覚えました。注文を受けてお金のやりとりをしつつ、ジェラートを作っているだけでも大変だろうに、お客さんがテーブルに置き忘れていたものを指摘したりと周りに目を配ることも忘れない安定感ハンパなかったです。プロってこういう人のこと言うんだな。ちょっと勉強になりました。
東京音大芸術祭は今日までです。中目黒までぜひ起こしください!
荻原明(おぎわらあきら)