『(五人連れ) HONらんだむうぉーく♫』-12- 映画「蜜蜂と遠雷」
今回から(五人連れ)になりました!!うほほーーーい♫
またまたこの珍道中の道連れになってくれた(というか、某仲間に連行されてしまった 笑)のは、「うどん部屋レポート2019」でもたくさんのエピソードを提供し大活躍の“ちかげちゃん”。
>番外編:「ちかげちゃんの“泣いた”“笑った”エピソード集」はコチラ
ありがとう!!
では、らんだむうぉーくもお楽しみ下さい!
映画「蜜蜂と遠雷」(東宝)
監督:石川 慶
2019.10.4公開
今公開中の映画「蜜蜂と遠雷」を観ました!
(ピアノ演奏者のドラマですね)
ピアノといえば、らんだむうぉーく-9-でちらっと紹介されてた「さよならドビュッシー」も観ました。
というと、ピアノに興味がある(やっていた)人みたいですが、、、ここは微妙ですw。
この映画のロケ地が、子供の学校だったり、明治村という割と近しい場所だったと聞いて、「へぇ~どんなのだろう・・・」というのが興味の筆頭。
それで、いつものラジオを聴いていたら、映画のDVDプレゼントの応募案内があり、出してみたら当選!!(当たるってウキっとします♫)
何の前知識もなく観てみたら、大どんでん返しのあるミステリーで、何となく抱いていた根拠のないイメージまでひっくり返った映画でした。
今回の「蜜蜂と遠雷」は、そういうミステリーや、アクションやコメディなどと比べて、とても落ち着いた感じの映画で、同じピアノでも全く違う要素を伴っていました。
「おおぉーーー」となる部分が、ストーリーのアクティブな展開ではなくて、ひたひたと重なり合って響いてくるというような感じです。
エキサイティングではないけれど、味わい深い作品で見ごたえ十分でした。
ピアノは私にも習っていた時期があります。
父の従姉がピアノ教師だったので、小学生の頃に習い始めました。
でも、音楽的センスが(ほとんど絶望的に)なくて、こうであっては当然面白くもなかったのでしょう。あまり上達せずにやめてしまいました。(子供心にチクっとした挫折感を残して、、、)
こんな、ちょっと苦い思い出のあるピアノですが、この映画を観て “やはりピアノはいいな~。華やかで、感情豊かに表現できる最高の楽器だな ”とあらためて思いました。(もちろん聴く方専門ですが)
この映画は、浜松国際ピアノコンクールをモデルにした「芳ヶ江国際ピアノコンクール」を舞台に、若き音楽家たちの葛藤と、それを乗り越えていく過程を描いています。
天才たちにも凡人と同じく恐怖とか焦りとか葛藤があって、それは自分との闘いなのですが、コンテスタント同士が互いの関わりの中で何かを見つけ、乗り越え、成長していくというストーリー。
鑑賞後は静かに感動しました。
自分の生活とは無縁の厳しい音楽の世界。
類い稀なる天才たちの挑戦を目の当たりにするのはワクワクと心昂ぶります。
何よりも彼らは純粋に音楽が好き。だから諦めずに追い求め続けられるのでしょう。
情熱を傾け、苦悩し惑いながらも進まずにはいられない各々の道。そこにある彼らの痛みに共感のような寄りそう気持ちを抱きながら、同時に羨ましくもありました。
圧巻なのはプロのピアニストによる演奏です。
そして、実際に弾いていると思わせるような俳優さんたちの熱演。
これは本当に素晴らしくて、眼を見開き、惹き込まれてしまいました(鳥肌)。
映画には、字幕やちょっとした背景説明(時代とか)以外に文章はありません。全ては映像で表現されています。
登場人物の細かい気持ちの移り変わり、それぞれの音楽表現に込められたもの、それら一つ一つを一瞬たりとも見逃さないようスクリーンに集中してしまいました。
(全身集中しすぎていたのか、鑑賞後には疲労感が。これがまた悪くなくて 笑)
そんな凝視だった私にも、原作を読んでいないからか少しわからない部分がありました。
(全てを表現していたら、説明的過ぎてセリフが不自然だったり、テンポが乱れたりするのかもしれないですね)
原作を読んだ方はぜひ映画と比べてみてください。
映画化はかなり難しいと言われていた作品ですが、作中の独特の演奏の仕方や、音をどのように再現したのか、その出来ばえはどうだったのか。
私も機会があれば原作も読んでみようと思っています。
「蜜蜂と遠雷」(幻冬舎)
恩田 陸
2016.9.23発売
振り返れば、最近はあまり自分の興味で本を読まなくなってしまいました。
職業柄、生徒に紹介したり、教材探しのために子ども向けの本を読むことが多くなっています。
そんな中、学校の図書館で見つけて、純粋に自分の興味から手に取った本もあります。
例えば、
「紅茶が動かした世界の話」(国土社)
千野 境子
2011.2.20発売
読んでみると、子ども向けですので、世界や日本の歴史をとても分かりやすく書いている上に、紅茶栽培に情熱を注いだ人々がいたことを丁寧に調べていて、とても興味深く、読みごたえ十分でした。
紅茶栽培のため明治時代にアメリカに渡った元会津藩の人々。栽培を学ぼうとインドに渡った多田元吉。
著者がわざわざ現地まで取材に行って調べ、明らかにしていることも豊富で、思わず引き込まれてしまいました。やはり、歴史は人間が作っている。人物にまつわる物語はそのひとつひとつが夢や情熱、機知に富み実に面白いですね。
私はコーヒー党なのですが、この本のお陰で最近は紅茶にはまっています♬
こんな出会いも本の楽しみです。ティータイムのお伴にいかがですか?
ちかげってぃちやー
【らんだむうぉーかー大募集♬】
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