強力助っ人参上!
ぽっとにやってきた強力な助っ人。
その名も、『立体コピー作成機 PIAF(ピアフ)』!
熱に反応して膨らむ専用の紙に図などをコピーしたものを、この立体コピー作成機に通すと…
あらあら不思議✨
黒いインクの部分のみ膨らんで、あっという間に触図が完成しちゃうのです。
例えば、この「な」というひらがな。
上から見ると、ちょっと薄いコピーのように見えますが
よーく見ると…
こんな感じで膨れています。
もともとの字が薄い色だったために、これはちょっとしか膨れていませんが
濃い線はもっとモコモコにはっきり膨れます。
指で触って形などを判別する教材をもっともっと充実させたいと、ぽっとを立ち上げる時から思いはあったのですが、如何せん立体コピー作成機は、ちょっぴりリッチなお方なので、なかなかぽっとにお迎えすることができませんでした。
しかし!
フォイヤーシュタイン・トレーニング・センター・ジャパンの芦塚英子先生より、しばらくお借りできることになり、少し前になりますが姉と2人で神戸まで車でお迎えに上がった次第なのです。
芦塚先生、本当にありがとうございます。
視覚に障害があるなどする場合には、
触れることが情報収集の大切な手段となります。
視覚に障害がない場合は、目からの情報収集が大半を占めていると言われています。
かといって、触れることによる情報収集ができないわけではないんですよね。
見ることは、情報収集の手段としての「選択肢の一つ」であるはずなのに、
目以外の他の器官を、情報収集の主とした手段として選ぶことは、
なかなかないことの方が多いのではないでしょうか。
見ずに触って観察する(触察と言ったりします)と、
見えていないものを頭の中にイメージすることになります。
「どんな形?」
「どんな大きさ?」
「どんな感触?」
などの部分的な情報を統合し、
自分の知っているものと同じかどうか判断したり、
「◯◯と比べたら△△だ」と、他のものと比較したり、
「こういう点で、◯◯の仲間だ」と分類したりと、
目以外の器官を使って認知機能を
めいっぱい刺激していくことになります。
↑↑↑この写真の真ん中にある、斜線が使われている図形などは、
実際に線の向きを触って感じ取ることで
目で「右上から左下に向けた斜めだな」と捉えるよりも
ダイレクトに方向感覚を取り入れていくことになります。
文字を書くことに苦手さのある子どもさんはひたすら繰り返して文字の練習をするのではなく、
むしろこういったことを取り入れていく方が効果的であることも多いと感じています。
触って情報を集めるには、触れ方によって得られる
情報の種類や量も変わってきたりします。
ですのでぽっとでは、どんなふうに子ども達が触れているのか観察します。
また、触って捉えた形を図として書いて再現した場合、
書いたものが、思った以上にイメージと大きさがずれている、
ということはよくあります。
指先を使い、実際に身体を通して扱っていくうちに、
そういったギャップも軽減されていきます。
フォイヤーシュタインには、「トライ・チャンネル」という教材があります。
↓↓↓トライ・チャンネルをしている様子
これは、様々な形の木の型を触り、触覚から得た形を頭の中でイメージしたり、形の特徴を捉え自分なりの言葉で説明したりするものです。
ゲーム感覚でできてとても楽しく、子ども達も大好きです。
ぽっとでは必ずと言っていいほど、登場することの多い教材です^ ^
トライチャンネルに加え
触って学ぶ教材を、少しずつ立体コピー作成機で作っています。
大・大・大活躍です^ ^✨
11月のATMの会
まだまだ募集中です〜
*ATMの会❶
11月10日(日)
10:00〜@ぽっと
*ATMの会❷
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10:00〜@ぽっと
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11月20日(水)
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