リベラル勢力総結集で政権交代!(403)
2019.11.04 10:54
《Ken Sway Kenと管理者の【緊急事態条項等、憲法改悪阻止】》
《【真の民主教育】民主主義は子どもから始まる/武田 緑(Demo代表・教育コーディネーター)》
仕事柄、この10年ほど、国内外の様々な学び育ちの場と出会ってきた。
よく海外の教育機関を訪れる。ヨーロッパ、特に北欧の国々では、日常の暮らしの中で、また学校等の学び場や福祉、コミュニティワークの現場で、「デモクラシー」という言葉が度々、聞こえてくる。日本ではデモクラシーは「民主主義」と訳され硬いイメージがつきまとうが、あちらでは「デモクラシー」という言葉はもっと“普段使い”されている。
例えばデンマークの“森のようちえん”では「自分が、どうしたいか表現できることがデモクラシーだから」とスタッフが話してくれた。実際そこの子供達は、自分の「こうありたい!」を全身全霊で表現して遊んでいると感じられ、それを大きな自然=森と、寛容なスタッフが受け留めていて「ああ、この子達は大きくなった時に、自分が、何がしたいか分からなくなったりはしないのだろうな」と感じられた。障害を持つ青少年のためのユーススクールの校長先生は、「私達は職業訓練もしますが、余暇活動も同じぐらい大切です。障害がある彼らにも、他の人達と同じように若者時代を謳歌する権利があります。私達の仕事は、それをサポートすること」と自らの仕事のミッションを語ってくれた。
スウェーデンでは幼稚園の壁に貼られている教育目標の中に「子どもたちの影響力を高める」ということが書かれている。基礎学校(小中学校)を訪れた際には、子供たちが、生徒会(Student Council)について説明してくれた。これらはいずれも、生徒側と学校側が学校生活に関して意見を交わすための機関だ。基本的には学級毎の代表が集まり、更に、その代表者が学校側と話し合うと言うスタイル。例えばこんな意見が出る。「休み時間にグラウンドから見える時計が小さくて見えなくて困っている、どうにかならない?(この学校はチャイムが鳴らないので時計を見て教室に戻る)」「グラウンドの場所の調整をしたい(どう時間や場所を分けるか)」「毎週木曜日はクッキングやスポーツがある楽しい時間割の日なのに、そこに遠足入れるなんて。実施曜日を変えてほしい。」
時計は新たなものが設置され、スクールトリップの日程は実際に変わったそうだ。
オープンに話し合われ、子ども達の声は影響力を持つ。もちろん、お金がかかることもあるし、学校側にも考えがあるので、なんでもそのまま通ると言うことではなく「生徒が声を出して、そこから議論が始まる」と言うことだ。私は、デンマークやフィンランド、スウェーデンを複数回訪ねて、あの人達にとってデモクラシーとは、「私はどうありたい/生きたいか」に関係する事なのだな―という理解に至った。私は何が好きで、何が嫌で、何を欲していて、どうであれば幸せなのか。それは誰もが尊重されるべきだということ。
そして、その上で「私とは異なる他者と、どう共に生きるか」を探求すること。それが更に広がった時に、「多様な個人が共に生きられるコミュニティとは、社会とは、どんなものなのか」という問いが浮上する。全てが地続きで直結しているようだった。
それを図にしてみると”シティズンシップ(市民性)の階段”となる。
先ず自分が自分にアクセスしている状態が第1段目。自分が何を求めていて、何を考えて何を欲しているのか。どうしたいのか、何が嫌なのか、それが掴めていて、大事だと思えていること。これがないままの他者尊重は、本来はデモクラティックなあり様ではない。
その上で、自分と同じ様に尊重されるべき意思をもった他者がいて、しかもそれは自分と違ったりする。ではどうする?と考え、話し合う。それが第2段目。それが2人から、もっと広がって、所属しているグループやコミュニティとしてどうするか?というレベルになるのが第3段目。皆が幸せに過ごせるための仕組みやルールやカルチャーを創っていく。
そして、その延長線上に、社会の仕組みやルールをどうする?というより高度で広範囲な問いが出現する。これが第4段目。社会について自分毎として考えることは、その前の段階を踏んでいないとやっぱり難しい。逆に、それらを踏まずに語られる「社会ごと」とは、どこか心許ないと私は感じてしまう。日本では、先ず一歩めである「私はどうありたいか/生きたいか」「どうであれば幸せか」ということ、先ず「個人が尊重されて然るべきである」というところに社会的合意がまだまだ無い様に感じる事が多い。多様な個人が尊重されるシステムを構築するために知恵を絞ろう、という風でなく、既存のシステムが個人よりも尊重される。結果、成長する過程の中で“自分”が損なわれていく。 基盤になる“自分”がグラグラするから、むしろ他者や社会を信頼する事が難しい。そんな事が沢山、起こっているのではないか。「人権文化を拓く」というテーマをもらい、何を書くべきか考えた時、頭に浮かんだのは“森のようちえん”をはじめとする北欧の子供の現場の事だった。「一人一人を尊重する」「自分も相手も大事な存在」「揉め事は民主的に解決できる」。そんな事を、子供達が、言葉だけではなく経験の中で実感として吸収していく。 そんな子供達が大人になり社会を創っていく。人権文化を拓く最先端の現場は、やはり子どもの現場だと、私は思うのだ。(基本文献-月刊「同和教育」であい「人権文化を拓く」)
《【関電疑獄】大飯原発元幹部2人にも金品:元助役、関連工事の受注狙う?》
関西電力の幹部らが高浜原発のある福井県高浜町の元助役、森山栄治氏(故人)から多額の金品を受け取っていた問題で、森山氏の地元の高浜原発だけでなく、1980~90年代に大飯原発(福井県おおい町)に勤務していた関電幹部も金品を受け取っていた事が明らかになった。元幹部の一人は、80年代に大飯原発に所属しており、関係する工事の発注権限を持っていた。就任時に金品を届けにきたという。森山氏が関係する県外の会社が、大飯原発の関連工事で受注の機会を狙っていたと見られ、森山氏は具体的な社名を挙げて、契約するよう迫ってきた。元幹部は取材に「(森山氏が)お祝いという気持ちを置いて行かれた。
金貨等、びっくりするものではなかった」と話した。もう一人は、90年代に大飯原発の幹部となり、就任祝いとして10万~20万円の商品券が束になって入った封書を受け取った。
男性は当時、福井県外から単身赴任で勤務しており週末、県外の自宅に戻るのを狙って、封書を届けにきたという。商品券は週明けに、森山氏側に直接、返却したという。
森山氏からはその後も大飯原発の定期検査工事に関して、新たな業者をいれてほしいという要望が寄せられることがあった。元幹部は「要求には応じなかった」と話している。
数年で県外に転出してからは、森山氏との接点が無くなった。関電が2日に公表した調査報告書では、2011~18年に原子力部門などに所属していた26人に絞って聞き取り調査をしており、そのうち20人が計3億2000万円の金品を受け取ったことが判明しているが、大飯原発の所長や副所長の金品の受け取りはなかったとしていた。関電は弁護士など社外の委員でつくる調査委員会を立ちあげ、金品の受け取りについて調べる方針だが、これとて「疑獄多い隠し外部調査委員会」と言われている。(参考文献毎日新聞-文責:民守 正義)
《【「嘘のバラ色」都構想】大阪都構想、地域密着に逆行:市役所本庁舎内に複数区役所「合同庁舎」案》
大阪市を廃止して特別区を設置する「大阪都構想」を巡り、制度案を議論する法定協議会(法定協)で、複数の特別区の一部が現在の市役所本庁舎(北区中之島)に入居する「合同庁舎」案が浮上している。各特別区で全執務室を確保するよりコストが圧縮できるためだ。
これは当初の「都構想理念」から見ても、地域密着を謳う都構想の趣旨と逆行する。
府市の事務局が作成した素案では、4特別区の本庁舎は既存の施設を利用。
不足分は新設や賃借で補うとし、整備費は341億円を見込んでいる。しかし昨夏の法定協で公明党の委員は「(事務局案は)区長を身近で支える官房組織の職員ですらバラバラに配置され不完全なのに、莫大なコストがかかる」として精査を求めた。事務局は、特別区本庁舎の近隣に中枢機能に特化した官房庁舎を建設した場合(379億円)と、特別区内に中核市並みの機能を備えた総合庁舎を建設した場合(637億円)の試算を明らかにした。
その後、4月のダブル選を経て都構想賛成に日和見転向した公明は、庁舎整備など再編にかかるコストの抑制や、窓口機能の維持等のカッコ付け条件提示を示した。こうした動きを受け、維新は先月12日の法定協で合同庁舎案を提案。事務局によると、4特別区の内、庁舎が不足する二つの特別区が中之島の市役所本庁舎にできる空きスペースを使うことで、整備コストを大幅に下げられる可能性があるという。事務局の想定では、現業職を除く二つの特別区の総職員数は計約2100~2400人。内、区議会や政策企画、危機管理など官房系職員と現行の区役所で窓口サービスに関わる職員を除く計約1400人中、少なくない数の職員が合同庁舎で働く計算になる。合同庁舎案を採用した場合の具体的な削減額は明らかになっていないが、コスト抑制を優先するほど、都構想の一丁目一番地の狙いである「ニア・イズ・ベター(地域のことは地域で決める)」の理想は否定されていく。
これに対し、吉村洋文知事は法定協後、記者団に「交通網がこれだけ発達して、財政や人事など必ずしも全ての職員がその区の中に必要かというとそうではない。業務への支障も出ないと思う」と橋本知事時代でも通る言い訳で逃げ口上。松井一郎市長も先月19日の定例会見で、記者から「ニア・イズ・ベターと矛盾するのでは」と問われ、「現在も本庁舎とは別の場所にある部署もあり、役所の仕組みに100点満点はない。選挙で選ばれる特別区長が傍にいるのだから、矛盾しない」と明確に、お得意の開き直りを見せた。
これでも大阪府民は、全国的にも特異な「維新!維新!」というなら「大阪府民は政策で選んでいるのでなく『ミーハー的感覚』で選んでいる」と言われても仕方ない。(参考文献-毎日新聞/文責:民守 正義)
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《「日の丸・君が代」強制反対・大阪ネットの当面の日程》
11/9(土)君が代強制反対キリスト者の集い「即位礼・大嘗祭に異議あり」
(14時~東梅田教会)
14(木)「大嘗祭は違憲だ!」集会(18時~中央公会堂前水上ステージ)
→19:10~デモ〔西梅田公園〕
16(土)声をあげよう!弾圧許すな!関生弾圧反対集会(14時~西梅田公園)
→16時~デモ〔雨天決行〕
17(日)岡本朝也さん講演会「なぜ『日の丸』『君が代』に反対するのか~植民地支配の問題から考える」(14時~高槻生涯学習センター)
《ブログ「リベラル広場」では次の事業も行っています。》
①職場(仕事)における労働・人権相談(ハラスメント・メンタルヘルス等、含む)
*大阪府労働相談経験10年以上。*産業カウンセラー資格、有り。
*但しメンタルヘルスの場合、もし心療内科等に受診されている場合、または、その受診の方が望ましい場合は、当該医師の指導を優先し、カウンセリングを断る事もありますので予めご了承ください。【費用:交通費等、実費+α(委細相談)】
②「企業内人権研修」等の講師派遣も行います。【但し有料(2万円程度-委細相談)】
③採用コンサルタント。
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(民守 正義)