アラフィフ女子婚活のポイントは?!
相談所も色々、会員も色々、仲人も色々です…。日々の活動を通して、“心に移りゆくよしなし事” を気の向くままに(気が向いたときに...)少しづつお話しして見たいと思います。
今日は、『アラフィフ女子婚活のポイントは?!』をお送りします。
45歳を過ぎて、ふと気付けば、何と自分ひとり…。今まで仕事に打ち込んできたので、プライベートが充実してなくても仕方ない…。寧ろ自分からそこを犠牲にする道を選んできた…。若くして一度結婚に失敗してからトラウマになり新しいパートナーを見付けられていない…。今の状況も一人でいる理由も千差万別ですが、実は結婚したいと本音では思っている女性はとても多く、アラフィフでの婚活は多くなってきています。
しかし、中々本音を口にできないお年頃でもあり、「今更…」「この年で…」と口をついて出るのは気持ちとは裏腹の“諦めことば”ばかりです。そんな、ある意味面倒臭いアラフィフ女性は、先ず自分の気持ちに素直に向き合うことです。そして、“いつまでに誰と結婚するか”を明確にするのです!。「チャンスがあれば…」とか「いつか誰かと…」なんて余裕をかませていられるのは20代だけです。後がないアラフィフ女性の結婚はとても厳しいと自覚したら、一日も早く“いつまでに誰と結婚するか”の目標を明確にしましょう!。目標さえハッキリさせることが出来れば、達成させるための戦略と戦術を立てることができ、厳しい現状を踏まえつつも、“成婚”を期待する価値は出て来るに違いないと思います。
<自慢話をしない、させない、陥らない>
誰しも、目の前のお相手から、良く思われたい、尊敬されたい、などと言う気持ちからか、ついつい自慢話が多くなってしまいます。結果、お相手の興味をひくどころか“いったい何様のつもり?”と嫌われて敬遠されてしまい、二度とお会いできなくなってしまうのです。自慢話は、自分から進んで話し出すのは“以ての外”ですし、タイミング良く相槌を打っていると、相手に“興味を持ってくれている”と勘違いされても自慢話が止まらなくなりますし、話題に事欠いて自慢話に陥ってしまうリスクも考えなければなりません。
<親しげな感じを演出できない>
お相手に、どう接して良いのか、今一つ要領がつかめず…。いつまでも敬語のままの会話に終始してしまい、何度デートしてもよそよそしさが続いてしまい、良く言えば純粋で礼儀正しい…悪く言えば、とっつきにくい…、酸いも甘いも噛分けた、人生経験を積み、世の中の表も裏も知り尽くしている筈なのに…、親しげな雰囲気を演出できない残念な感じになってしまうことがあります。手を繋ぐ事さえも躊躇してしまい、思わず“子供か!”とツッコミたくなる様な、度を越した初々しさは、仰々しく不自然な印象しか残りませんし、度重なると不信感となってしまいますので、気を付けましょう。
<カウンセラーが意見を言えないオーラ…>
年齢を重ねるに連れて、自分が思う以上に周囲は気を遣います。特に年齢が自分よりも若い仲人カウンセラーの場合だと、ああしましょう、こうしましょうと幾つもの問題点を指摘したり改める様にアドバイスしたりは、何となくし難い雰囲気を醸し出していることがあります。しかし、そこを的確にダメ出しして貰えなければ、“成婚”へのゴールに近付くことはできません。アラフィフ女性の方から積極的にコミュニケーションを取る様に心掛け、柔軟な姿勢を意識して取る様にいたしましょう。
<この期に及んで“高望み”>
アラフィフ女性は、お相手男性への条件が余計に厳しくなる場合が見受けられます。“今更妥協なんてできない”と頑なに有り得ない理想を高く持ち続けるのです。そんな時の自分自身への言い訳は「結婚できないのではなく、理想の相手がいないから結婚しなかったんだ!」と決まって仰るのです。高望みが現実離れしている事に気付かなければ、ただでさえ難しい状況なのに、余計に結婚から遠ざかってしまう結果になるのです。
<高価な香水を惜しげも無く?!>
“クサイ!”と声を出したくなる様な香水のニオイや、厚く塗りたくったファンデーションのニオイは、アラフィフ女性には良くある現象です。ご自分はお洒落のつもりかも知れませんが、これを好ましいと感じるお相手男性は中々居ないと思います。これはもうマナー違反と考えて、とにかく控えめにすることを心掛けましょう。どうせなら、男性が好む“清潔感”を意識した身だしなみを調えましょう。
<今は今、昔は昔…>
かつては、ほんの少し相手と視線を合わせるだけで、意のままに男性を操ることが出来ていたと言う、強い自負心があったとしても、それは遠い昔の話だと気付かなければいけません。いつまでもその栄光を引きずっていると、ただの“痛いおば様”になってしまいます。年齢に見合った謙虚さを備えた“大人の女性”を前面に出して、お相手から好かれる“可愛らしい女性”になりましょう!。
<完璧な女性は正直モテません…>
アラフィフになるまで人生を頑張ってきた女性は、仕事もプライベートも気を抜かずにここまでキャリアを重ねてきた方が多いと思います。それは、とても尊いことで素晴らしいことです。しかし、“非の打ち所の無い女性”は男性が自分と比較して気が重くなってしまいます…。男性は、何だかんだ言っても自分が主導権を握りたい動物ですから、気後れしてしまいそうな“完璧な女性”を結婚相手として考えることは少ないと思います。“気が休まらない様な高嶺の花”は敬遠されてしまうのです。敢えてふわっとした柔らかい感じの“ニットワンピ”などのファッションに拘ってみたり、意外と“方向音痴”だったり、男性を癒してあげたり、安心させてあげたり、と言った“賢い演出”が絶対に必要になるのです!。
今年、“アラフィフ”に突入したU子さんは、茨城の鹿行(ろっこう)地区に住む中学校の先生です。ショートカットでボーイッシュな感じは年齢よりもだいぶ若く見えるので、お見合い申し込みの成功率も高く、人気の会員さんです。私もだいぶ昔ですが教員を三年半ほどやっていたことがあり、気さくに接してくれています。
U子さん:「先日のお見合いは何で“お断り”されてしまったんですかね…。はなさん、何か思い当たることありますか?。」
私:「お相手も学校の先生だったから、話も合うだろうし、上手く行くとおもったんだけどね…。」
U子さん:「わたし、はなさんに言われた通りに“癒し系ファッション”で決めて行ったのに、納得いかないわ!。」
私:「先方の仲人さんには、U子さんの元気が眩しかったって言ってたらしいよ…。何の話をしたの?。」
U子さん:「うちのクラスの生徒が、私に何でも話してくれるので、みんな可愛くて仕方ないんです!って話したら、その後で話が続かなくなってしまったの…。」
私:「何か担任として悩みとかを抱えてたんじゃない?!。」
U子さん:「確かに…イジメ問題がある様なことを仰ってたわ…。」
私:「相談にのってあげなかったの?。」
U子さん:「良かったら話してみませんか?!って言ったら、小声で大丈夫ですから…って言って何も話してくれなかったんですよ…。だから、私もそれ以上聞けなくて…。仕方なくプロフに書かれていた、彼の好きなラーメン屋さん巡りの話とか、カフェ巡りの話をするしかなかったのよ…。」
私:「何で悩みを打ち明けてくれなかったんだろうね…。」
U子さん:「まさか、お相手が“いじめ問題”を抱えてるなんて知らなかったから、わたし、生徒達との毎日が楽しくて幸せだって、長々とお喋りしちゃったのよね…。そのせいかな?。」
私:「きっとU子さんの状況と自分とのギャップを感じて落ち込んじゃったのかも?!。」
U子さん:「だから元気付けようと思って、石岡のラーメン『燦虎(サントラ)』の“芳醇煮干そば”が期待以上に抜群に美味しかった話とか、水戸の『高倉町珈琲』の“リコッタパンケーキ”が美味過ぎてまた行きたくなっちゃった話とか、笠間の『彩美亭』の“網焼きポークステーキ”が超ボリューミーで味も最高だった話とかしてあげたつもりだったのよね…。」
私:「それ、全部上手く行ったことしかないじゃん…。」
U子さん:「あっそうか…わたし、彼の気持ちに寄り添って無かったのかな?!。」
私:「たぶんね…。益々自信失くして落ち込んじゃったんじゃない?!。」
U子さん:「あらら…わたしって最低だわ…。」
私:「気持ちを閉ざしている相手に寄り添うのって難しいよね。でも仕事もプライベートも気を抜かずに頑張ることが出来ている女性って、男性からは眩しく映ってしまうのかもね…。」
U子さん:「わたし完璧な女ってこと?!。」
私:「U子さんって方向音痴で家庭訪問が超苦手だし、料理が下手であまりの不味さにお母さんが頭を抱えてしまったり、色々とやらかしてるって言ってたよね?!。」
U子さん:「そ、それは…確かに…(汗)」
私:「そんなツッコミどころ満載の話をしてあげれば良かったと思うよ!。」
U子さん:「それアラフィフのわたしが暴露しちゃうの?!」
私:「そうそう、恰好つけちゃダメ。“リコッタパンケーキ”とか気取る必要ないからね!。」
U子さん:「最近生徒にスカートめくりされなくなった話とか?!。」
私:「そこまでの自虐ネタは要らないよ(笑)。それに最近じゃなくて、だいぶ前の話でしょ?!。」
U子さん:「はなさん、失礼しちゃうわね(笑)。最近よ最近、10年くらい前よ…(笑)。」
私:「次は、“癒し系ファッション”に“面白トーク”で頑張ろうね!。」
U子さん:「わたし、無敵かも?!。」
私:「いやっ、どーも!(笑)。」
“金科玉条(きんかぎょくじょう)”
これは、丸で黄金や珠玉が光り輝くような高潔さに満ち溢れた法規や法文のことを言い、完璧すぎて非の打ち所がないことを比喩した表現です。言い方を変えれば、「できそうもないこと」や「融通が利かないこと」の例えとして使われています。アラフィフ女性のU子さんは、年齢を感じさせないほどの若さと、人としての素晴らしい魅力、豊かな人間性をお持ちの女性です。今回はお相手との相性が悪かったと思いますが、必ず良いお相手と巡り会えると信じてます!。だってU子さん面白過ぎなんです!(笑)。今日は、この辺で失礼します。