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細江住楽設計

【学校では教えてくれない木の話3<年輪>】

2013.05.05 00:53

桧と杉の香りが好きな建築士で

ライフオーガナイザーの住楽です。


今日は立夏、夏の気配がする頃です。

まだ朝夕は肌寒いですけど、

暦では夏の始まりですね。


【学校では教えてくれない木の話 3<年輪>】


    登場人物:住楽ママ 娘(小6)息子(小4)




「バームクーヘン食べよか?」


 



「バウムってドイツ語で木のことやけど、

   この焼き菓子、なんで木に見えるんやろ?」


「このシマシマが木に似てるからやろ?」


「早よ切ってよ。食べた~い!」


「もうちょい待ってや。

  そう、このシマシマ【年輪】って言うんやけど、

  なんでシマシマになるんかな?」


「え?この茶色いの木の皮でどんどん上その周りに太るんとちゃう?」


「え~太るって、どこが大きくなるん?」


「シマシマがはっきり見えるのは、

  濃い茶色の輪と薄い色の輪が交互にあるからやんな?

  

  木は一番外だけ生きていて、

  薄い茶色は春目(はるめ)で春から夏に育った部分で、

  濃い色は冬目(ふゆめ)って言って夏から秋に育った部分やねん、

  皮とちがうし、冬に育てへんのやで。」


「ふ~ん一番外だけ生きてるって、それ以外は死んでるの?」


「実はそうやねん。細胞が死んで、抜けがらやねんで。」


「へ~、大きな木もそこしか生きてないの?

   木に耳当てると生きてるのわかる?」


「大きくても小さくても、木の育ち方は同じ。

  耳あてて音が聞こえると木の声が聞こえるようで嬉しいけど、

  杉で一番成長する時でも、1時間に20センチ位しか水は動かへんから、

  聞こえへんよ。」


「残念。」


「早よ食べようなぁ~。」


「さぁ切ろか。」





はい、お疲れさまでした。



森で迷ったら、切株の年輪を見れば方位がわかる

って聞いたことありませんか?


実は、わからないんです。

木の葉で光合成した養分が細胞を作るので、

陽が当たる南側の年輪が太くなるってことないんです。

道に迷っても、切株はあてになりませんよ~。


今回はお菓子を使ってでしたが、

次回は本物の木を見ながら木のこと勉強したいと思います。


子供たちも3回目となれば協力的で、

「ブログに書くんやろ?」と、

意見を出してくれます。


また、ぼちぼちと続けますね。



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