Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

名画を読み解く

遠い時代から人間の魂は蝶に重ねられました。

2019.11.05 04:20

遠い時代から、人間の魂ははかなげに舞う蝶に重ねられました。アムール(愛)の恋人少女プシケ(魂)は、よく蝶とともに描かれ、また蝶によって暗示されます。蝶をつかまえようとしている愛の神アムール。愛が魂をとらえる、という意味です。アムールがかざすのはバラ。愛の花です。

(アントワーヌ・ドニ・ショーデ作「アムール」、1802-1817年、パリ、ルーヴル美術館、LL56、高さ77cm)