鉢の大きさ
開院祝いで頂いた蘭、満開で届いてから3週間程度経ちましたが、途中落ちた花は二つだけ。今回初めて自分で花を管理するために調べて知ったのですが、蘭って凄く丈夫な植物らしいですね。
まだ咲いている花は残っていましたが、萎む前に花の茎の元から切って栄養を貯める状態にしてあげることで、来年の開花も期待出来る、とのことで処理しました。咲き続けるのって凄くエネルギーを使うらしいです。元々の鉢に5株が詰め込まれていましたので、こちらは小さい鉢を別途用意して植え替えようと思います。
で、どんなサイズの鉢を用意すれば良いかと調べていて面白い話を読みました(蘭や植物に慣れた人には当たり前のお話でしょうか)。
植え替えの際にあまり大きい鉢にしてしまうと、蘭はその鉢を埋めるために根を張る事に自分のエネルギーを傾けてしまい、花が咲かなくなる事があるそうです。適切なサイズの鉢を用意することで、自分は今、根を広げる時期ではなく、子孫を残す時期だと蘭は判断して花を咲かせるとか。
なんだかふと、人が生きる(活きる)環境に似てるような気がしました。少し背伸びをするくらいの環境に置かれた人は、足りないスキルや経験を補おうと頑張ります。ある程度根が張ってくると、成果という形で花が咲き、評価されます。逆に用意された環境があまりにも手に余れば、中々成果が出せず、花が咲かなければ評価もされず、結局腐ってしまいます。
程よいサイズの鉢の中で、少し頑張れば今よりも大きくなって、大きな花が咲かせることが出来る環境を用意するのが大切な模様です。ただし花が咲かなくても、今、咲いていなくても、花は生きるために必要な事を自分なりに常に頑張ってくれています。花が咲いていなくても、そうやって頑張って生きてくれている蘭は、例えそこに花がなくても、とても瑞々しい緑の葉で、私たちに癒しを与えてくれています。ありがたい。
まともに植物を育てるなんて小学校以来でしょうか。愛情込めて付き合っていこうと思います。
出会いに感謝