簡単には答えは手に入らない
2019.11.05 23:00
私が教室でレッスンを行う際、心がけていることがあります。
それは、レッスン生たちに答えをすぐに教えないことです。
レッスン生たちには意地悪だな~とよく言われます。
もちろん、何もしなくても答えが分かることはないのでヒントを出していきます。
まるっきり見たことも聞いたこともないものを出題していることはありません。
事前に読みきかせたりカードで見たことがあるものを出題しています。
すぐに答えを教えないのにはいくつか理由があります。
まず第一に、欲しいものがすべてすぐに手に入るわけではないことを知ってもらいたいから。
第二に、自分で必死に考えた答えは忘れることが少ないからです。
勉強をしていて、苦労して覚えたことは時間が経っても忘れないという経験はありませんか?
反対に、すぐに答えを知ったものに関しては忘れやすいような気がします。
すぐに答えが分かってしまうと、なんだかわかった気になって忘れてしまいます。
レッスン生の中にも、答えをすぐに答えを知りたがって聞いた答えは翌週になると
リセットされて忘れています。
自分たちで見つけだした答えは時間が経っても忘れることがありません。
子供たちからすると、とても意地悪なことをされているように感じてしまうかもしれません。
でも、自分で考えて探した答えは必ず自分のものになると思うので
少し歯を食いしばってついてきてもらいたいです。