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BALANCE PARK

誰も言わなかった転倒のメカニズムとは?の答え

2019.11.05 09:40

以前の記事の中でクイズのように問いかけをしました。

転倒する場合と転倒しない場合があるとして、その差って何? という問題でした。

その差は一言で簡単に説明すると、「上体に◯◯が入るか入らないか」なのですが、その◯◯の答えを言います。

それは、回転です。

もっと正確に言うと「水平回転以外で空中回転以外の回転」です。

一応説明しますと、上体に回転が入る=上体がクルッととかゴロンなどと回転するから転倒するのです。

前後でも左右でも斜めでも上体が円を描くように動く=回る事が多くの転倒を引き起こします。

当然ながらバックフリップ、フロントフリップ、3Dエアーなどの他、ヘリコプターなどの空中回転の後にちゃんと着地すれば転倒にはなりませんから、これは空中回転のない普通の滑走やスポーツなどの場合に当てはまる話となります。

それらとは違って上体に回転を入れずに直線的に動く又は移動する又はスライドする場合は単なる横移動や水平移動などになるだけで、あまり転倒は起きません。

わかり易い例として、相撲などで押し合いになった場合に単に正面から真っ直ぐ=直線的に後ろへ後ろへと押されるだけでは土俵から押し出されるだけで土俵に転がり込んだりはしないのです。

逆にどうしても相手を転がらせたければただ押したり引いたりするのではなく、相手の上体に回転がかかるように力を加えれば良いはずです。

又、自分が転がりたくないならば、あらゆる外力に対抗して直線的に力を受け止めたり逃したりすれば良いでしょう。

スキー・スノボの場合なら鋭いカービングターンをし過ぎて転倒しそうになるようだったら、横滑りを混ぜながら滑る事で転倒を回避できる要素が多くなる訳です。

スキー・スノボでコブ斜面のような不整地を滑る時は、頭や胴体が前後に振られる事によっても上体に前後の回転の要素が入りますので、そうならないように上体をある程度ブロックして目線も前方の直線延長上に向け、頭もコックリコックリと首振りが起きないように気をつければ良いようです。

尚、スパイクシューズを使うようなスポーツやスケートなどのように横滑りが難しい種目では、上体に回転を入れない為には脚部の動きを駆使して上体の直線的な進行や移動を助けるようにしなければなりません。

いずれの場合も上体はあくまでも直線的に移動させるイメージにしておきます。

ただし、上体が安定したままでも足をすくわれるとか足を取られると尻もちをついたりしてしまいますので、それも転倒に含めた場合は今回のこの答えは間違いになります。

又、物凄い怪力あるいは外部からの強い力や衝撃などによって直線的に地面に投げつけられたり叩きつけられたりした場合も例外となってしまいます。

自信満々で持論を展開してきたはずが、結局最後に例外だらけになってボロが出た結果となり「嘘だったじゃないか」という声があった場合は「バレたか」と逃げに入ります。