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rakuencoffee

とても嫌な思いをしたあとに思ったこと

2019.11.06 05:18

とある新規商業施設にドリップバッグを置くことになった

こちらから置いてくださいとお願いしたわけでは無く、昔お世話になった方からの依頼だったのでありがたく受けた

受けたからには自己責任(お願いしたのと同じ事)で一生懸命やるのが僕等のスタンス

お手間をかけて売っていただくのだから、双方の利益のために売れる商品づくりをする必要がある


オープンから1カ月

僕等のドリップバッグはほぼ売れずに賞味期限を迎えた

1カ月という賞味期限はコーヒーとしてはあまりにも短い

でもそれが楽園珈琲のスタンスなので変える気はないし、安く叩き売る気もないので潔く引き取りに伺うことにした


せっかく行くのだから、

•購買層の年齢や性別
•観光客のお土産物としてなのか施設利用者がちょっと買っていくのか
•売れ筋の価格帯

など

次なる納品のための作戦と企画のために、この1カ月でフロア担当の方が得た情報を是非伺いたい旨を事前に伝えておいて、昨日引き取りに伺ったわけだが・・・


たった1人のフロア担当の方の態度に愕然として帰ることになった(決して何か言われたわけではなく、ただその態度と空気感に)

詳細は書けないが、応対していただいた3名のうち、ただ1人の応対の態度でその日1日が全くつまらないクソのような1日になってしまうほどの事だった


(売れない商品を出して申し訳ありませんでした)という素直な気持ちで僕は行った

納品業者として当たり前の事だと思う

そしてフロア担当側にも

(こちらこそ御社の商品を売れなくて申し訳ありませんでした)という気持ちがあってこそ、『じゃあ今度はこういうパッケージでやってみましょう!』とか前向きな発展的な話が出来るものだと思っていたのだが



せっかく嫌な思いをしたわけだから、もう一度だけ自分たちのやり方で自分たちの思いをお客様に伝える術を考えて納品しようと思う

それで売れないなら、私達の商品力が無いためであり、潔く諦めて撤退させて頂こう


こんな思いは今回に限ったことでも無いけど、久しぶりに味わったな


吹けば飛ぶよなミクロな珈琲屋だけど


ただコーヒーを焙煎して何らかの商品にして売るのが僕等の仕事では無い

それを飲んだお客様が何を感じるか

そのために日々歯を食いしばってやっているんだよな

と改めて肝に銘じた出来事でした