シルバラードヒルセラーズ 2000 カベルネソービニヨン part4 2019.11.06 11:48 先日から書かせて頂いております"Silverado Hill Cellars 2000 Cabernet Sauvignon"の続きです。 ワイン醸造家にとってナパヴァレーのカベルネ・ソーヴィニヨンを醸造できることはラッキー過ぎる出来事なのです。 今、このサイトを見ながらナパヴァレー産のカベルネ・ソーヴィニヨンワインを楽しんで居られる方にワインのお金にまつわるお話をします。 昨日記述しましたように、アメリカの1トンは908キロです。これは2,000ポンドを1トンとする計算で、1ポンドが0.454キロに相当するからです。ホントにややこしいですが、これは国の仕組みなのでどうすることもできません。ナパヴァレー産のカベルネ・ソーヴィニヨンの平均価格が$7,926.55でブドウ1キロは、$7,926.55÷908=8.72ドルになります。 これからがワイナリーの経営指標のお話になりますが、一般的にワインボトル750mlのワインにするには、約1キロ強のブドウが必要です。ブドウの品種にもよりますが、、、ワインは、仕込みから販売まで、2年~3年という樽や壜の中での熟成を含む気の遠くなる 長い時間を要します。これを賄える利益率を考えると、健全的な ワインの市場販売価格はワインボトル750ml一本あたりで、原料ブドウ約1キロ分の取引価格の10倍以上というのが、現地のワイナリーの大多数が行う値付けの公式です。このことは、現地の公認会計士で健全経営を営むワイナリーを多く顧客にもつ先生が、私が当時履修していたナパヴァレーカレッジのワイナリー専門コースで解説してくれました。カリフォルニア大学デービス校やナパヴァレーカレッジなど、ワインやブドウを教える教育機関はこうした財務や経営など単なる技術以外も教えてくれたのは後々に非常に役立ちました。 この原料ブドウ1キロの10倍というのは、ナパヴァレー以外の廉価帯ワインの原料ブドウを生産するエリアにも当てはめることができ、ブドウ1キロが35セントであれば、それから造られるワインはボトルあたり約$3.50となります。こう考えると、最近、日本のコンビニエンスストアに並ぶ、廉価帯のカリフォルニアワインに使用される原料ブドウ1キロあたりの概算取引価格が想像できます。今日は、ここまでです。また、明日以降に書いていきますので宜しくお願い致します!#ナパバレー #ワイン #ワイン用ブドウ #カベルネ・ソーヴィニヨン #カリフォルニアワイン