読者からのメッセージ
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先日掲載した「辺野古の現場に行ってきました」について読者の方からメッセージが届きました。ご本人の了解を得てそのまま掲載いたします。
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引き取る会の皆様
初めまして。「辺野古の現場に行ってきました」というレポート、読ませていただきました。
非常に考えさせられるリポートでした。沖縄では本土と違って、当然「引取り」については好意的に受け取られるでしょう。「日本がいかに沖縄に犠牲を強いてきたかということ、そしてその差別をやめるための運動」であるということが非常に大切だとおもいます。ダグラスラミスさんの「国外移設の場合の有力な候補地はグァムやハワイだと言われており、どこもアメリカにとっての植民地であるために犠 牲の押し付けにならざるをえない。だったら『86%が安保を支持する、ほしいところ(県外)に移設するしかない』」という主張はシンプルであり明快です。
もともと日本にあった米軍基地を沖縄占領下時代に74%沖縄に押し付けておいて「沖縄は戦略的に重要だから」とまるで他人事のようにいう、それこそがまさに沖縄差別なんだと思います。
だからこそ本土の人間に真摯に考えてほしいです。米軍基地があなたの家のそばにあったらどんな思いがするのか。毎日毎日会話もできないくらいの戦闘機の轟音がある日常を。
本土でも基地の周辺に住む人々はその悩みを共有できると思います。
たとえば山口の岩国基地闘争にかかわっているひとの話によると、岩国 ではだまし討ち的に予算が下りて米軍住宅ができたそうです。
彼らと一緒にいまの本土の自衛隊や米軍基地があるところ以外に「引取り運動」ができないでしょうか。
そして、米軍基地のことを他人事ではなく自分のこととして本土の人間で「安保は必要」とかいっている人間に考えさせるようにしなければいけないと思います。
そういう意味で「引取り運動」は「安保破棄」の運動と車の両輪として展開しなければいけないと思います。
前提に「沖縄差別」があることをしっかりと言っていかなければいけません。
私の知り合いの共産党の人は「引き取り運動」については消極的で、「それよりもまず安保を破棄しなければならない」と言います。
それまで沖縄に犠牲を押し付けるつもりでしょうか。
(ただし、「引き取り運動」を展開したら、本土にも基地ができたが結局沖縄の基地はそのまま残った、というだまし討ちがあり得ます。)
だからこそ「引き取り運動」と「安保破棄」は矛盾しているようで実は車の両輪です。
並行してやらなければならない課題だと思います。
また北九州の土砂を辺野古に移送する計画を阻止する運動も同様にやっていかなければいけません。
長くなりましたが、感想を述べさせていただきました。今後ともよろしくお願いいたします。
(匿名)
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