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亀成川を愛する会

8月11日 アメザリとカムルチー

2019.08.28 11:45

 8月11日は盆前駆除と称して4月からちょうど50回目のアメザリ駆除となりました。

 4月からの駆除総数は5000匹に達し、冬に減ったかと思われたのもつかのま、まだまだ大きなオスザリがごっそりと捕れます。

 今回は、ギル駆除用に設置しているアイカゴに、カムルチーが三匹、仲良く入っていました。雷魚と呼ばれるこの魚も外来種ですが、アメリカザリガニを食べてくれるので、私たちは大切にしています。

 1927年(92年前)にアメリカから入ってきたアメザリは、身近では見られなくなったという声もあります。けれども実態は、在来の生きものが細々と生き残っている貴重な水辺で勢力を拡大しているのです。

 アメザリを食べてくれる天敵のナマズ(印西市の魚)やモクズガニが、水路の切断(用水路のコンクリート化や段差など)で、水辺から姿を消した今、このカムルチーが、在来種に悪影響を及ぼさずにアメザリを捕食してくれる貴重な生きものです。

 私たちも年ですからもうあと何年駆除を続けられるかわかりません。カムルチーががんばってくれて、アメザリが低密度状態になるという水辺の生きものに都合のよいことにならないかと願っています。

(とはいえ、カムルチーが増えるとまた違う問題が起きるかもしれません。生態系は、私たちの想定外のところで動いています)


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